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ホーム > 研究の推進 > 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づく研究実施の情報公開 > 倫理・利益相反委員会受付番号No.1505-2

倫理・利益相反委員会受付番号No.1505-2

「フレイル対策における国民健康保険と後期高齢者医療の一体的な医療費分析(倫理・利益相反委員会受付番号(倫理・利益相反委員会受付番号No.1505-2)」:人を対象とする生命科学・医学系研究実施についてのお知らせ

 

 国立長寿医療研究センター フレイル研究部では、下記の人を対象とする生命科学・医学系研究を実施しております。
 本研究は、名古屋市よりデータ提供を受けて、まとめることによって行われるものです。
 このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省共管の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる患者さんのお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
 本研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。

2022年3月4日

1.研究課題名

「フレイル対策における国民健康保険と後期高齢者医療の一体的な医療費分析」
(倫理・利益相反委員会受付番号No.1505-2)

本研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。

2.研究機関の名称および研究責任者の氏名(部署名)

小嶋雅代(国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター フレイル研究部 部長)

3.研究分担者名(部署名)

安岡実佳子(国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター フレイル研究部 研究員)
渡邉良太(国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター フレイル研究部 研究員)
李 嘉琦(国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センターフレイル研究部 研究員)
近藤 克則(国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター老年学評価研究部 部長)
宮國 康弘(国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター老年学評価研究部 研究員)
佐竹 昭介(国立長寿医療研究センター 老年内科部 部長)
木下 かほり(国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター フレイル研究部 研究員)

4.本研究の意義、目的

本研究は、名古屋市から提供を受けたKDBデータを用いて要介護リスクを特定し、有効なフレイル対策を提案することを目的としています。KDBデータとは、国保データベースのことであり、健診・医療・介護に関するデータが含まれています。また、名古屋市が市民の方を対象に実施した自記式郵送アンケート調査のデータについても提供を受けて分析を行います。自記式郵送アンケート調査の対象選定方法については「8.対象となる患者さん・研究対象者として選定された理由」をご確認ください。
本研究により、要介護リスクを早期に把握し、対策を講じることができれば、医療費増大を抑制し国民の健康維持・増進に貢献できると考えられます。

5.本研究に使用する情報

個人が特定されない形となったKDBデータと、名古屋市が実施した郵送アンケート調査(「健康と暮らしの調査」および「プレフレイル調査」)のデータについて提供を受けます。

6.本研究の方法

本研究では提供されたデータを基にして、要介護リスクを特定し、有効なフレイル対策を提案します。

7.研究期間

2021年1月25日 ~ 2024年3月31日

8.対象となる患者さん・研究対象者として選定された理由

KDBデータについては、名古屋市において2016年度に国民健康保険に加入している者で、2016年度内到達年齢が65歳以上の者および後期高齢者医療加入者の方を対象としました。また、自記式郵送アンケート調査については、65歳以上の自立した方を無作為抽出して実施された2013年度、2016年度および2019年度「健康とくらしの調査」に回答した方並びに2019年度に65歳以上であって、2019年度と2020年度の特定健診を連続して受診し、1年間で体重が3㎏以上減少した方を対象として2020年度に実施された「プレフレイル調査」に回答した方を対象とします。
2021年度については、上記の定義で選出した調査対象者に加え、性・年齢・居住区を合わせた対照群を同数ずつ選出します。2022年度は、2021年度回答者を対象に再調査を実施します。

9.研究対象者に生じる負担並びに予測されるリスクおよび利益

本研究については、すでに匿名化されたデータのみを用いるため、プライバシーの保護については十分に配慮されています。新たに発生する不利益および危険性は想定されず、また、研究対象者個人に対する直接の利益も想定されません。

10.研究実施について同意しないことおよび同意を撤回することの自由について

本研究においては、提供される情報は匿名化されており、個人を特定できないため、情報の削除ができません。ご不明な点がございましたら、本研究に関するお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。

11.本研究に関する情報公開の方法

本掲示をもって、研究に関する情報公開といたします。研究結果は学術大会・研究会での発表や学術雑誌への論文発表という形で公表されます。

12.研究計画書等の閲覧について

他の研究対象者等の個人情報等の保護並びに本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で研究計画書および研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、本研究に関するお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。

13.個人情報等の取扱い

本研究では、匿名化した状態で情報を享受します。そのため、解析にあたって研究者が個人を特定することはできません。また、研究成果は学術大会や論文として発表されますが、その際にも個人を特定できるような内容を含むことはございません。

14.試料・情報の保管および廃棄の方法

本研究で利用するすべての情報は、名古屋市情報あんしん条例に則り、国立長寿医療研究センター内の入退室管理された部屋に固定設置された外部ネットワークとは物理的につながれていない記憶媒体に保管されます。本研究で利用する匿名化されたデータは、研究期間終了後速やかに消去します。
学術的公表に関する解析結果や解析プログラムなどは、問い合わせに応じることができるよう、研究終了(研究期間終了)後も10年間は、外部からのアクセスが不可能な国立長寿医療研究センター内のパスワード管理されたサーバ内で保管します。

15.研究の資金源等、研究機関の研究に係る利益相反および個人の収益等、研究者等の研究に係る利益相反に関する状況

本研究は、国立研究開発法人国立長寿医療研究センターの長寿医療研究開発費と名古屋市からの業務委託費によって実施されます。利益相反については、当センターの利益相反対処方針に従い利益相反行為防止規則を遵守し、適正に本研究を実施します。

16.研究対象者等およびその関係者からの相談等への対応

本研究に関するご不明点などございましたら、下部に記載のお問い合わせ先までご連絡ください。

本研究に関するお問い合わせ先

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター
老年学・社会科学研究センター フレイル研究部
安岡 実佳子、李 嘉琦

〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地

電話:0562-46-2311(代表)