ホーム > 研究の推進 > 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づく研究実施の情報公開 > 倫理・利益相反委員会受付番号No.1454-2
国立長寿医療研究センター フレイル研究部では、下記の人を対象とする生命科学・医学系研究を実施しております。
本研究は、研究参加いただいた人の質問票の回答、身体機能計測結果、診療情報を合わせて分析することによって行われます。
このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省共管の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる患者さんのお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
本研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。
2021年9月10日
記
「関節リウマチ患者におけるフレイル、サルコペニアに関する実態調査」
(倫理・利益相反委員会受付番号No.1454-2)
本研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。
小嶋 雅代(国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター フレイル研究部)
杉原 毅彦(東京医科歯科大学医学部附属病院 生涯免疫難病学講座)
安岡 実佳子(国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター フレイル研究部)
渡邉 良太(国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター フレイル研究部)
渡邉 剛(国立長寿医療研究センター 整形外科部)
杉浦 喬也(国立長寿医療研究センター 整形外科部)
伊藤 直樹(国立長寿医療研究センター リハビリテーション科部)
近藤 和泉(国立長寿医療研究センター)
関節リウマチのように慢性的な疾患を持つ人は、体が動かしづらくなり、フレイル(不活発な生活などで体が弱り、要介護になりやすい状態)に陥りやすいといわれています。
今回、関節リウマチ患者の方を対象に、合併症等の体の状態に関する質問票とフレイルを含む身体機能との関連を検討します。関節リウマチをお持ちの方に対して、フレイルと密接に関係する合併症を特定することで、特にフレイル対策が必要な人を選びだす方法を提示でき、適切な対策へ繋げられることが期待されます。
本研究において実施される質問票調査、身体機能計測、診療情報収集により得られた情報を使用します。
2020年度に研究参加に同意いただいた方に対し、質問票の回答、身体機能計測を行います。翌年度にも同様の調査を行います。2022年度から2025年度においては、郵送にて質問票調査を行います。各調査時期に合わせて直近の診療情報を収集します。
2020年10月6日 ~ 2028年3月31日
関節リウマチのように慢性的な疾患を持つ人は、体が動かしづらくなり、フレイルに陥りやすいといわれています。フレイル予防に関連する要因を検討するために、50歳以上の関節リウマチ患者さんを対象といたしました。
予想されるリスクは 、回答および返送に要する手間と時間が負担になります。検査を行う場合は、安全に十分配慮します。直接的な利益を得ることはありませんが、本研究から健康に有益な情報が発信された場合、その情報を個人の健康増進に役立てることができます。
同意の撤回を希望される場合は、遠慮なくこの文書の最後に記載している「本研究に関するお問い合わせ先」にご連絡ください。研究期間の途中であっても構いません。同意を撤回された後においても、今後の治療において不利益を受けることはありません。
ただし、ご連絡をいただいた時点で、学会や論文等ですでに研究結果が公開されている場合などには、解析結果を削除できないことがあります。
この掲示により本研究に関する情報公開といたします。研究結果の公開については、学会報告・論文投稿等にて行う予定でおります。
もしご希望があれば、他の人の個人情報やこの研究の独創性の確保に支障がない範囲で研究計画書やその他の資料をご覧いただけます。お気軽に「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡ください。
匿名化された(お名前などのあなたを特定できる情報の代わりに、研究用の符号をつけて個人を特定できないようにした)データは、国立長寿医療研究センター、東京医科歯科大学医学部附属病院が保有し、セキュリティ対策を施したパソコンでのみ使用し、分析を行います。個人情報および符号と研究対象者の氏名等の個人を識別する情報を結びつける対応表は、国立長寿医療研究センターが適切に管理します。
本研究で得られた情報のうち、国立長寿医療研究センターで実施している、「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施推進に係る検証のための調査(リウマチフレイル調査)」と共通する項目について、データを統合して分析を行います。匿名化されたデータを用いて分析するため、研究対象者の皆さまに新たな負担は生じず、個人情報が公開されることもありません。
また、本研究成果は、学会報告・論文投稿等で発表される予定ですが、個人が特定される情報は発表しません。
本研究で得られた情報は、国立長寿医療研究センターで10年間保管され、その後個人が特定できない形で溶解や物理的破壊などにより廃棄します。
本研究は長寿医療研究開発費により行います。研究組織全体に関して起こりうる利益相反として、株式会社タニタより体組成計(MC-980A)1台を無償借用して体組成の測定を行います。タニタとは対象機器を使用した個人データの提供は行わないものの、研究成果を公表する際に、対象機器の使用を明記することで無償借用を行う取り決めとなっています。
本研究に関して、疑問、相談等がございましたら、お気軽に「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡ください。
国立研究開発法人国立長寿医療研究センター
老年学・社会科学研究センター
フレイル研究部 部長 小嶋雅代
〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地
電話:0562-46-2311(代表)