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倫理・利益相反委員会受付番号No.1411-3

「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施推進に係る検証のための調査(リウマチフレイル調査)(倫理・利益相反委員会受付番号No.1411-3)」人を対象とする生命科学・医学系研究実施についてのお知らせ

 

 国立長寿医療研究センター フレイル研究部では、下記の人を対象とする生命科学・医学系研究を実施しております。
 本研究は、2020年10月~2021年3月に名古屋市立大学および名古屋大学で実施しデータ提供を受けた「関節リウマチ患者の健康と暮らしの調査」のデータ、並びに2020年11月~2021年6月に国立長寿医療研究センターで実施した「関節リウマチ患者におけるフレイル、サルコペニアに関する実態調査」にご協力いただいた方から必要な情報を取り出し、まとめることによって行われるものです。
 このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省共管の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる患者さんのお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
 本研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。

2021年8月23日

1.研究課題名

「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施推進に係る検証のための調査(リウマチフレイル調査)」
(倫理・利益相反委員会受付番号No.1411-3)

本研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。

2.研究機関の名称および研究責任者の氏名(部署名)

国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター
老年学・社会科学研究センター 小嶋 雅代(フレイル研究部 部長)

3.研究分担者名(部署名)

安岡 実佳子(国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター フレイル研究部 研究員)
渡邉 良太(国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター フレイル研究部 研究員)
小嶋 俊久(名古屋大学大学院医学研究科 整形外科 診療教授)
小口 武(安城更生病院 整形外科・リウマチ科 部長)
金山 康秀(豊田厚生病院 整形外科 部長)
花林 雅裕(一宮市立市民病院 リウマチ科 部長)
渡部 達生(大同病院 整形外科 部長)
伊藤 隆安(伊藤整形外科 院長)
斉藤 究(さいとう整形外科リウマチ科 院長)
渡邉 剛(国立長寿医療研究センター 整形外科部 医長)
津下 一代(女子栄養大学 特任教授)

4.本研究の意義、目的

本研究の目的は、リウマチ患者さんの心身の負荷の変化を調べ、現在のリウマチ患者さんがどのような支援を必要とされているのかを探ることです。また、リウマチ患者さんがいつまでも自分らしい生活を楽しむためのヒントを見つけることも目的としています。

5.本研究に使用する情報

リウマチ症状の程度、フレイル・ロコモティブシンドローム状態の有無、年齢、性、食事・飲酒・喫煙状況、外出頻度、転倒の有無・不安、日常生活動作、身体活動、社会活動、友人関係、たすけあい、身長・体重、生活状況、手術既往歴、腫脹関節数、圧痛関節痛、医師全般評価、薬物治療状況、血液検査(炎症反応)
*本研究では情報のみを使用し、試料は使用しません。

6.本研究の方法

愛知県内の関節リウマチの診断を受けた65歳以上の方1,100名を対象に質問票調査と身体機能評価を実施します。心身の変化を調べる質問票項目を特定する計画です。

7.研究期間

2020年7月29日 ~ 2025年3月31日

8.対象となる患者さん・研究対象者として選定された理由

愛知県内のリウマチ専門医において、関節リウマチの診断を受けた65才以上の方に質問紙調査を実施しています。

9.研究対象者に生じる負担並びに予測されるリスクおよび利益

研究対象となった方に生じる負担として、回答および返送に手間と時間を要します。身体機能の測定においては、転倒等に十分配慮して実施します。
「関節リウマチ患者の健康と暮らしの調査(以下、「RA健康と暮らしの調査」という。)」、「関節リウマチ患者におけるフレイル、サルコペニアに関する実態調査(以下、「RAフレイル・サルコペニア調査」という。)」の両調査は、すでに収集された調査票記録および調査結果を利用するのみであり、プライバシーの保護についても十分に配慮されるため、対象者の方に新たに発生する負担はありません。個人から得られたデータは、個人が特定できないIDにより管理し、当センターではすでに匿名化されたデータのみを用いるため、個人情報流出の可能性は極めて低いです。また研究成果は、集団として解析した結果のみを示すため、研究成果から個人が特定されることはありません。
対象者個人に対する直接の利益も想定されませんが、本研究から健康に有益な情報が発信された場合、その情報を個人の健康増進に役立てることにより、間接的に利益が得られる場合はあります。

10.研究実施について同意しないことおよび同意を撤回することの自由について

ご自身の情報が、本研究に利用されることにご同意いただけない場合には、研究に使用する情報からあなたにかかる情報を削除いたしますので、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。研究期間の途中であっても構いません。また、情報の削除依頼をしたことにより、不利益な取扱いを受けることはございません。ただし、ご連絡をいただいた時点で、研究結果が学会や論文等ですでに公開されている場合などには解析結果を削除できないことがあります。

11.本研究に関する情報公開の方法

この掲示により本研究に関する情報公開といたします。研究結果の公開については学会発表・論文投稿にて行う予定でおります。

12.研究計画書等の閲覧について

他の研究対象者等の個人情報等の保護並びに本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で研究計画書および研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。

13.個人情報等の取扱い

情報と試料は匿名化した状態で保管・解析しております。対象者の方からの申し出による同意の撤回や転居や死亡などの追跡に必要な情報を更新するため、そして新データベース作成の過程で連結する必要性が生じる可能性があるため、特定の個人を識別可能なデータと本研究固有のIDとの対応表を作成し、国立長寿医療研究センターが保管しております。
RA健康と暮らしの調査の個人情報は、研究代表機関である名古屋市立大学公衆衛生学分野が管理しており、国立長寿医療研究センターでは保持しておりません。
RAフレイル・サルコペニア調査の個人情報は、研究代表機関が国立長寿医療研究センターであるため、対応表を保管していますが、本研究で用いることはありません。
解析にあたっては、匿名化データを用いるため、解析を行う研究者も検査結果がどなたのものであるかはわかりません。
また、研究成果は集団として集計した結果を学会報告や論文として発表しますので、解析結果から個人が特定されることはありません。

14.試料・情報の保管および廃棄の方法

本研究で試料は用いません。本研究で利用するすべての情報は、外部からのアクセスが不可能な国立長寿医療研究センター内のパスワード管理されたサーバ内で保管します。また、本研究で利用する匿名化された調査データおよび学術的公表に関する解析結果や解析プログラムなどは、一般の方からの問い合わせに応じることができるよう、研究終了(研究期間終了)後も10年間は、外部からのアクセスが不可能な国立長寿医療研究センター内のパスワード管理されたサーバ内で保管します。
なお、RA健康と暮らしの調査に関する特定の個人を識別可能なデータと本研究固有のIDとの対応表は、名古屋市立大学公衆衛生学分野が研究終了(研究期間終了)後も10年間は、外部からのアクセスが不可能な名古屋市立大学内のパスワード管理されたサーバ内で保管します。
ただし、研究期間終了から10年後以降は、本研究に用いたすべての情報は個人が特定されない状態で完全に消去します。

15.研究の資金源等、研究機関の研究に係る利益相反および個人の収益等、研究者等の研究に係る利益相反に関する状況

本研究は、厚生労働行政推進調査事業費補助金を資金源とします。本研究に参加する研究者間に一切の利害関係はありません。研究費について開示すべきCOI(利益相反)はありません。

16.研究対象者等およびその関係者からの相談等への対応

本研究に関するご不明点などございましたら、下部に記載のお問い合わせ先までご連絡ください。

本研究に関するお問い合わせ先

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター
老年学・社会科学研究センター
フレイル研究部 部長 小嶋 雅代

〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地

電話:0562-46-2311(代表)