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ホーム > 研究の推進 > 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づく研究実施の情報公開 > 倫理・利益相反委員会受付番号No.1339

倫理・利益相反委員会受付番号No.1339

「看護・介護職員を対象とした短時間・頻回を特徴とする腰痛予防研修の有効性に関する後ろ向き観察研究(倫理・利益相反委員会受付番号No.1339)」人を対象とする医学系研究実施についてのお知らせ

 国立長寿医療研究センター 治験・臨床研究推進センターではメディコ阿久比(通所リハビリテーション兼リハビリテーション科)と共同で、以下の人を対象とする医学系研究を実施しております。
 この研究は、これまでにメディコ阿久比で実施してきた業務改善活動(腰痛予防研修)に関連する情報から必要な情報を取り出し、国立長寿医療研究センターにて解析をおこなうものです。
 このような研究は、厚生労働省・文部科学省の「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる方のお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
 この研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「16.この研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。

2020年3月9日

  1. 研究課題名
    「看護・介護職員を対象とした短時間・頻回を特徴とする腰痛予防研修の有効性に関する後ろ向き観察研究」
    (倫理・利益相反委員会受付番号No.1339)
    この研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。
  2. 研究機関の名称及び研究責任者の氏名(部署名)
    ・医療法人並木会 介護老人保健施設 メディコ阿久比
      通所リハビリテーション兼リハビリテーション科 研究代表者 榊原 和真
    ・国立長寿医療研究センター 治験・臨床研究推進センター 臨床研究支援部 
      研究責任者 田中 誠也
  3. 当該研究の意義、目的
    メディコ阿久比で腰痛予防研修に参加された職員を対象にした、腰痛予防研修の有効性や腰痛に関連する要因について解析・評価します。
  4. 研究に使用する情報
    ・腰痛予防研修の前後で行ったアンケート調査
    ・腰痛予防研修前後および開催期間中に行った身体機能検査
      指床間距離、トーマステスト、足関節背屈可動域、下肢伸展挙上角度、
      下肢筋力、スクワットテスト時の動作分析
  5. 当該研究の方法
    上記4.の情報は、プライバシー保護のため、メディコ阿久比にて匿名化処理(個人を特定可能な情報を削除し、管理用IDを付与)がされた後、共同研究機関である国立長寿医療研究センターにて解析を実施します。
  6. 研究期間
    2020年3月9日~2021年3月31日
  7. 研究対象者として選定された理由
    2019年4月~10月にメディコ阿久比で開催された腰痛予防研修に参加され、腰痛予防研修の前後で実施したアンケート調査の両方に協力頂いた施設職員。研究対象者として選定された理由は、腰痛予防研修の参加者であるためです。
  8. 研究対象者に生じる負担並びに予測されるリスク及び利益
    既存の腰痛予防研修に関する情報の利用のみであり、プライバシーの保護についても十分に配慮されるため、新たに発生する不利益並びに危険性は想定されません。
    また、研究対象者個人に対する直接の利益も想定されませんが、腰痛予防研修の有効性が検証されることにより、将来的には医療・介護福祉現場で看護・介護業務に携わるスタッフの腰痛予防に貢献し、医療事故や長期的な離職予防につながる可能性があります。
  9. 研究実施について同意しないこと及び同意を撤回することの自由について
    ご自身の腰痛予防研修のために収集した情報が、当該課題に利用されることにご同意いただけない場合には、研究に使用する情報からあなたにかかる情報を削除いたしますので、16.に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。研究期間の途中であっても構いません。また、情報の削除依頼をしたことにより、不利益を被ることはございません。ただし、ご連絡をいただいた時点で、研究結果が学会や論文等で既に公開されている場合などには解析結果を削除できないことがあります。
  10. 研究に関する情報公開の方法
    本掲示により研究に関する情報公開といたします。
    また、本研究の成果については、国内学会発表および論文発表にて公表いたします。
  11. 研究計画書等の閲覧について
    他の研究対象者等の個人情報等の保護及び当該研究の独創性の確保に支障がない範囲内で研究計画書及び研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、16.に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。
  12. 個人情報等の取扱い
    この研究では、メディコ阿久比が有する腰痛予防研修に関する情報を使用いたします。メディコ阿久比にて匿名化されたデータが、解析のため国立長寿医療研究センターに提供されます。匿名化に係る対応表は国立長寿医療研究センターには提供されません。
    また、研究成果は学会や論文として発表されますが、その際にも研究対象者個人を特定できるような内容を含むことはございません。
  13. 試料・情報の保管及び廃棄の方法
    国立長寿医療研究センターがメディコ阿久比より、研究で解析のために入手した匿名化されたデータ等については、国立長寿医療研究センター治験・臨床研究推進センターにて、保存媒体を施錠保管いたします。保管期間満了後は速やかにメモリーからの削除および保存媒体の破壊にて、データを廃棄いたします。
  14. 研究の資金源等、研究機関の研究に係る利益相反及び個人の収益等、研究者等の研究に係る利益相反に関する状況
    長寿医療研究開発費(30₋44)から賄われます。参画施設間での研究費の授受はなく、企業等と特別な利益相反関係の状態にはありません。
  15. 研究対象者等及びその関係者からの相談等への対応
    この研究に対するお問い合わせは下記16.において随時受け付けます。
  16. この研究に関するお問い合わせ先
    国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター 治験・臨床研究推進センター
     臨床研究支援部 臨床研究支援主任 田中 誠也
    TEL:0562-46-2311(代表)