倫理・利益相反委員会受付番号No.1244
「JAGES(Japan Gerontological Evaluation Study,日本老年学的評価研究)プロジェクト-若年層および高齢者の健康とくらしに関する疫学研究-」実施のお知らせ
2019年3月版
2019年5月22日
JAGES(Japan Gerontological Evaluation Study, 日本老年学的評価研究)プロジェクトは、健康長寿社会をめざした予防政策の基盤づくりを目標とした研究プロジェクトです。
下記のとおり研究を実施する事になりました。今回の研究は、その必要性や実施方法などについて、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会において審査され、承認を得た研究です。研究への参加をご希望されない場合やご質問等ございましたら下記「19.お問合せ先」までご連絡下さい。
記
- 研究の実施に関する許可
国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会
課題名: JAGES(Japan Gerontological Evaluation Study,日本老年学的評価研究)プロジェクト-若年層および高齢者の健康とくらしに関する疫学研究-
- 研究責任者名、研究実施体制(共同研究機関を含む)
研究実施体制
研究責任者
国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター
老年学・社会科学研究センター老年学評価研究部長
千葉大学予防医学センター 教授 近藤 克則
研究分担者
国立長寿医療研究センター老年学・社会科学研究センター
老年社会科学研究部社会参加・社会支援研究室 室長 村田 千代栄
国立長寿医療研究センター老年学評価研究部 特任研究員 宮國 康弘
日本福祉大学社会福祉学部 准教授 斉藤 雅茂
東北大学大学院歯学研究科 准教授 相田 潤
同志社大学商学部 准教授 佐々木 一郎
神奈川歯科大学大学院歯学研究科 教授 山本 龍生
神奈川大学大学院歯学研究科 大学院生 持田 悠貴
名古屋市立大学看護学部 講師 山口 知香枝
名古屋市立大学医学研究科 准教授 小嶋 雅代
名古屋市立大学看護学部 助教 細川 陸也
千葉大学予防医学センター 助教 辻 大士
千葉大学大学院医学研究科 大学院生 渡邉 良太
京都大学大学院医学研究科 大学院生 朱 祐珍
- 研究の目的及び意義
・若年層および高齢者の健康に関連する要因を探り、健康な社会づくりへの貢献を目指しています。
・市町村の協力を得て、地域間で比較することができ、各市町村が優先すべき介護予防の課題を探り、効果的な介護予防の方法を検討します。さらにその効果の評価を行います。
- 研究の方法及び期間
方法 自治体がアンケート調査を行なった調査結果を使用させて頂きます。
※「11. 個人情報の取扱いについて」をご参照下さい。
期間 2019年5月22日~2022年3月31日
- 対象研究者として選定された理由
20歳以上65歳未満を対象に無作為抽出し、約2万人を選定します。
- 研究対象者に生じる負担並びに予測されるリスク及び利益
研究対象者にはアンケート調査(1回・所要時間約20分)に回答していただきます。個人情報は暗号化し、匿名化後に集計分析致しますのでプライバシーは保護されています。したがって不利益並びに危険性は極めて少ないと考えられます。また、直接の利益も想定されません。
- 同意後の撤回
一度ご回答いただいた後でも撤回ができ、そのことで不利益な扱いを受けることはありません。同意を頂いている皆様から改めて同意取り消しのご連絡をいただいた場合、データの利用を停止いたします。ただし、研究結果が学会や論文等ですでに公開されている場合などには、解析結果を削除できないことがあります。
- 同意の自由、不参加
調査へのご参加または不参加によって不利益な扱いを受けることはありません。参加を希望されない場合は、下記「19.お問合せ先」までご連絡をお願い致します。データの利用を停止し、データは削除致します。ただし、研究結果が学会発表や学術雑誌などへの投稿という形で公開されている場合などには、解析結果を削除できないことがあります。
- 研究に関する情報公開の方法
調査結果は、学会発表や学術雑誌などへの投稿という形で公表されますが、その場合にも匿名化された情報のみを公表します。また、学術雑誌に掲載された後には、ニューズレターやプレスリリースを発行し、プレス発表を開催、本プロジェクトのウェブサイトにて公開するように努めます。
- プライバシー保護、試料・情報の2次利用及び他研究機関への提供の可能性
個人を特定する分析は行わず、回答者個人に関する情報は、不当にアクセス(入手、修正、削除、利用)されない。また、盗難や紛失が起こらないように施錠された保管所で管理し、鍵の保有者を限定します。
(情報の保管方法については、「13.情報の保管及び破棄の方法」を参照)
他研究機関へ情報を提供する場合は、研究責任者は他機関の研究者に研究計画の提出を求め、その計画が研究責任者および研究分担者より承認され共同研究の手続きを経た場合に、個人情報を削除したデータを提供します。手続きについては、JAGESプロジェクトのウェブサイトで公開しています。(https://www.jages.net/)
- 個人情報の取扱いについて
分析には、アンケート結果を用います。自治体、研究責任者および各研究者はデータを以下のように取り扱います。
① 自治体は調査票に付与する任意の調査票番号と住民票コードの対応表を作成し、自治体内でのみ保管をします。
② 自治体は調査票に調査票番号を付与し、調査票番号で管理を行います。
③ 調査票番号および調査データを研究者に受け渡します。
④ 研究責任者は調査データに個人情報などが含まれていないかどうかを確認した後、他機関へ提供を行います。
上記の手順を踏むため、各研究者に個人が特定される可能性はございません。
- 外部への試料・情報の提供
研究責任者は、上記の「11. 個人情報の取扱いについて」の通りに分析データを作成し、各研究者に配布します。分析データには個人情報を含みません。
研究責任者は希望者にデータを提供します。手続きについては、当プロジェクトのウェブサイトで公開しています。研究責任者は共同研究者に対して分析終了後にデータを破棄する旨の誓約書の提出を求め、誓約した研究者に対して研究者メンバーページの専用アカウントを発行し、ダウンロード方式によりデータを配付します。
機関名 |
責任者 |
千葉大学予防医学センター、大学院医学研究科 |
近藤 克則 |
東北大学大学院歯学研究科国際歯科保健学分野 |
小坂 健 |
日本福祉大学社会福祉学部 |
斉藤 雅茂 |
同志社大学商学部 |
佐々木 一郎 |
神奈川歯科大学、神奈川大学 |
山本 龍生 |
名古屋市立大学 |
山口 知香枝 |
京都大学大学院医学研究科 |
朱 祐珍 |
- 情報の保管及び破棄の方法
Zip圧縮を行ったcsvファイルで送られてきたデータ(パスワードを付与)は、インターネットに接続されていない外付けハードディスクに保存します。外付けハードディスクは、施錠された保管所で管理し、鍵の保有者を限定します。
保管責任者 :近藤 克則
保管場所 :国立長寿医療研究センター老年学・社会科学研究センター老年学評価研究部
保管期間 :30年
破棄 :データの復元ができないように、ハードディスクを初期化します。
- 研究の資金源等に関する利益相反及び個人の収益等、研究者の研究に関する利益相反について
本研究は,厚生労働省からの科学研究費補助金を受けて実施します。
公的な研究助成金提供者は、研究の企画、運営、解析、論文執筆に関与せず、開示すべき利益相反に該当する項目はありません。
- 研究対象者等及びその関係者からの相談等への対応
回答者からの質問等に対応しております。「19.お問合せ先」までご連絡をお願い致します。
- 研究対象者などの経済的負担又は謝礼
経済的負担はございませんので景品などの謝礼を行う予定はありません。
- 侵襲を伴う研究の場合に、当該研究によって生じた健康被害に対する補償について
アンケート調査の実施のみのため、危険性は極めて低いと思われますが、質問や不安・不満に応えるための、回答者からの質問等に対応しております。下記「19.お問合せ先」までご連絡下さい。
- 将来の研究のための利用について
更なる調査を行う場合は、その都度倫理審査委員会「国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会」の承認を得た上で実施します。
- お問合せ先
長寿研事務局 ncggadmin.ml@jages.net(平日10:00~16:00)