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倫理・利益相反委員会受付番号No.1028-2

「第7期介護保険事業策定のための介護予防・日常生活圏域ニーズ調査データの分析支援プロジェクト(倫理・利益相反委員会受付番号No. 1028-2)」人を対象とする医学系研究実施についてのお知らせ

 

国立長寿医療研究センター(老年学・社会科学研究センター老年学評価研究部)では、以下の人を対象とする医学系研究を実施しております。
 この研究は、全国の各保険者によって実施された介護予防・日常生活圏域ニーズ調査(以下ニーズ調査データ)、および各保険者が保有している要介護認定データ、介護保険料賦課情報データ、介護予防事業参加者データ、健康診査データ、介護保険給付実績データ、医療レセプトデータ、調剤レセプトデータ等、研究の進捗により必要となるデータから必要な情報を取り出し、まとめることによって行われるものです。
 このような研究は、厚生労働省・文部科学省の「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる皆様のお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
 この研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「18.問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。


平成30年1月19日


 

  1. 研究課題名
    「第7期介護保険事業策定のための介護予防・日常生活圏域ニーズ調査データの分析支援プロジェクト(倫理・利益相反委員会受付番号No. 1028-2)」
    この研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。
  2. 研究機関の名称及び主任研究者、共同研究機関の名称及び研究責任者
    主任研究者
     老年学・社会科学研究センター老年学評価研究部 部長 近藤克則
    共同研究機関
     千葉大学予防医学センター 社会予防医学研究部門 教授 近藤克則 (クロスアポイントメント制度)
     東京大学大学院医学系研究科 保健社会行動学分野 准教授 近藤尚己
     浜松医科大学 健康社会医学講座 教授 尾島俊之
     東北大学大学院 歯学研究科・歯学部 国際歯科保健学分野 准教授 相田潤
     日本福祉大学 社会福祉学部 准教授 斉藤雅茂
  3. 研究分担者名
     老年学・社会科学研究センター老年社会科学研究部 社会参加・社会支援研究室 室長 村田千代栄
     社会福祉・地域包括ケア研究室 室長 斎藤民
                    研究員 鄭丞媛
     千葉大学予防医学センター 社会予防医学研究部門 特任助教   佐々木由理
                             特任助教  辻大士
                             特任助教  亀田義人
                             特任研究員 宮國康弘
                             特任研究員 長嶺由衣子
                             技術補佐員 横山芽衣子
                             客員研究員 市田行信
                             客員研究員 和田有理
     千葉大学大学院医学系研究科 医学薬学府 博士課程 服部真治
                         博士課程 中村恒穂
                         博士課程 井出一茂
     東京大学 高齢社会総合研究機構 特任助教 村山洋史
     浜松医科大学 健康社会医学講座 助教 岡田栄作
     日本福祉大学 社会福祉学部 助教 中村廣隆
     研究申請書の作成・提出などの手続きを経た場合、上記研究班外の希望者にも、本調査データを提供いたします.
  4. 当該研究の意義、目的
    ・平成28年度に各保険者が実施するニーズ調査の分析を支援することを目的としています。
    ・高齢者の健康に関連する要因を探り、健康な社会づくりへの貢献を目指しています。
    ・全国約300保険者との共同研究により、地域間で比較することができ、各保険者である市町村が優先すべき介護予防の課題を探り、効果的な介護予防の方法を検討します。さらにその効果の評価を行います。
    ・海外の高齢者データを用いた国際比較研究により、日本の高齢者の特徴を明らかにします。
    ・社会格差が自殺や精神的健康に及ぼす影響について検討します。
  5. 研究に使用する情報
    ・介護予防・日常生活圏域ニーズ調査(ニーズ調査)データ
    ・要介護認定データ
    ・介護保険料賦課情報データ
    ・介護予防事業参加者データ
    ・健康診査データ
    ・介護保険給付実績データ
    ・医療レセプトデータ
    ・調剤レセプトデータ等、研究の進捗により必要となるデータ
  6. 当該研究の方法
    ニーズ調査は市町村の保険者が実施します。その後、保険者よりニーズ調査データ、要介護認定データ、介護保険料賦課情報データ、介護予防事業参加者データ、健康診査データ、介護保険給付実績データ、医療レセプトデータ、調剤レセプトデータ等を主任研究者が受け取り、各データをマスキング被保険者番号(※)を用いて組み合わせて分析等を行います。
    ※「13. 個人情報等の取扱い」をご参照下さい。
  7. 研究期間
    平成29年6月7日 から 平成32年3月31日
  8. 研究対象者として選定された理由
    ニーズ調査は、市町村の保険者が実施していますので、お住まいの市町村の担当者にお問合せ下さい。
  9. 研究対象者に生じる負担並びに予測されるリスク及び利益
    保険者が実施した調査データおよび、保険者が保有する既存情報の利用のみであり、プライバシーの保護についても十分に配慮されるため、新たに発生する不利益並びに危険性は想定されません。また、対象者個人に対する直接の利益も想定されません。
  10. 研究実施について同意しないこと及び同意を撤回することの自由について
    ご自身の情報が、当該課題に利用されることにご同意いただけない場合には、研究に使用する情報からあなたにかかる情報を削除いたしますので、「18.この研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。研究期間の途中であっても構いません。また、情報の削除依頼をしたことにより、不利益な取扱いを受けることはございません。ただし、ご連絡をいただいた時点で、研究結果が学会や論文等で既に公開されている場合などには解析結果を削除できないことがあります。
  11. 研究に関する情報公開の方法
    本掲示により研究に関する情報公開といたします。研究結果の公開については学会発表、学術雑誌への投稿にて行う予定でおります。更に、学術雑誌に掲載された後には、プレスリリースを発行し、プレス発表を開催、当プロジェクトのHPで公開致します。
  12. 研究計画書等の閲覧について
    他の研究対象者等の個人情報等の保護及び当該研究の独創性の確保に支障がない範囲内で研究計画書及び研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、「18.この研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。
  13. 個人情報等の取扱い(匿名化する場合にはその方法を含む。)
    ニーズ調査は保険者が実施します。また保険者は専用ソフトを用いて被保険者番号をマスキング(暗号化)し「マスキング被保険者番号」を作成し、ニーズ調査のデータに追記します。同時に、要介護認定データ、介護保険料賦課情報データ、介護予防事業参加者データ、介護予防事業参加者データ、健康診査データ、介護保険給付実績データ、医療レセプトデータ、調剤レセプトデータ等にもマスキング被保険者番号を付与し、主任研究者に受け渡します。
    主任研究者の下、JAGES事務局は、マスキング被保険者番号を用いて各データや情報を組み合わせ一つのデータにした後に、マスキング被保険者番号を削除し、共同研究者に配布します。そのため共同研究者に個人が特定される可能性はございません。
    被保険者番号とマスキング被保険者番号の対応表は保険者が保管しており、主任研究者および共同研究者が閲覧することは出来ません。
    保険者から受け取ったデータおよび情報は、当センター内にて厳重に保管されます。
    また、研究成果は学会や論文として発表されますが、その際にも調査に回答された方を特定できるような内容を含むことはございません。
  14. 試料・情報の保管及び廃棄の方法
    保険者から受け取りましたニーズ調査データ、要介護認定データ、介護保険料賦課情報データ、介護予防事業参加者データ、介護予防事業参加者データ、健康診査データ、介護保険給付実績データ医療レセプトデータ、調剤レセプトデータ等は、インターネットに接続されていない外付けハードディスクにて、研究期間終了後30年間保管いたします。老年学・社会科学研究センター老年学評価研究部にて保存媒体を施錠保管いたします。保管期間満了後はデータが復元できないようにハードディスクを速やかに初期化し、廃棄いたします。
  15. 試料・情報の二次提供に関する記録の作成と保管方法
    「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」で定められた記載事項(下記参照)を含む「試料・情報の提供に関する記録」を研究計画書に記載します。また、データの提供を希望する研究者には、研究申請書の作成・提供を義務付け、その研究申請書と研究計画書を記録の代わりとして保管し、保管場所は国立長寿医療研究センター内老年学・社会科学研究センター老年学評価研究部とします。研究計画書と研究申請書は研究終了後5年以上の一定期間保管いたします。共同研究に関しても同様に記録し、保管いたします。
    記載事項一覧
     情報提供先の研究機関の名称
     情報提供先の研究機関の研究責任者の氏名
     情報の二次提供先の研究機関の名称
     情報の二次提供先の研究機関の研究責任者の氏名
     提供元の機関の名称
     提供元の機関の責任者の氏名
     情報の二次提供元の機関の名称
     情報の二次提供元の機関の研究責任者の氏名
     試料・情報の項目
     試料・情報の取得の経緯
     情報の二次提供元の機関の住所
     情報の二次提供元の機関の長の氏名
  16. 研究の資金源等、研究機関の研究に係る利益相反及び個人の収益等、研究者等の研究に係る利益相反に関する状況
    本研究は、厚生労働科学研究費補助金、自殺総合対策推進センターの助成金を受けて実施します。公的な研究助成金提供者は、研究の企画、運営、解析、論文執筆に関与せず、開示すべき利益相反に該当する項目はありません。
  17. 研究対象者等及びその関係者からの相談等への対応
    「18.この研究に関するお問い合わせ先」までご連絡をお願い致します。
  18. この研究に関するお問い合わせ先
    JAGES長寿研事務局 ncggadmin.ml@jages.net(平日9:00~17:00)