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もの忘れセンター

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加藤喜久子様の作品

思い出の袋物

着物のリメイク作品です。

姑さんとの思い出がいっぱい詰まっています。

 

 

作品コメント

結婚する前に洋裁の先生をしていた患者様は、二人の娘様の洋服やセーラー服をも手作りしていた腕前の持ち主です。7年前に、姑の他界、夫の病気により生活リズムが変わり、気分がふさぎ込んでしまい、泣く毎日を送っていました。当院に受診し、通院の中での主治医とのやりとりを通して、主治医から元気をもらい、気力が戻り、現在は、リハビリヨガに週3回通われたり、一時は中断していた洋裁を再開されるようになりました。

 今回の作品は、姑さんの形見の着物を捨ててしまうのはもったいない。形に残したいという思いから、姑さんの着物を利用して作成した袋物です。患者様は、決まった布地の配色を考え作品にされました。生地の配色を考え縫い合わせていくことが楽しいと話して下さいました。娘様にとっても、患者様の気力が戻り家族の自慢の品のようです。