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宮城県訪問先:岡部医院

医療法人社団 爽秋会 岡部医院

事業担当者:事務局長 北村博幸様

訪問日時:2012年7月5日(木曜日)10時30分~11時30分

梅雨らしい日に、緩和ケアを中心とした在宅医療を展開されておられる、医療法人社団 爽秋会 岡部医院へ伺いました。
各地域を担当する4チーム(福島県内にも1チームあります)、総スタッフ数 約100名を抱える大きな在宅医療連携拠点事業所でした。
正面玄関岡部医院看板
岡部医院の2階に在宅医療拠点としての事務所が設置されておりました。
岡部医院では、10年以上の歴史があり、宮城県内に4か所の各地域の在宅医療を提供されるチームを確保され、確実に事業拡大をされながら活動展開されているご様子を伺う事ができました。
爽秋会では、ケアマネージャーが退院調整を行う活動が定着されていることや、4チームでそれぞれに関係者を集め、テレビ中継による多職種会議(情報共有や症例報告・検討など)を定期的に開催されておられ、今回の在宅医療連携拠点事業に準じた事業展開が見られておりました。
仕事風景1仕事風景2
地域性として、2極化さていることを伺いました。
田舎地域では在宅で家族や近隣の方々の厚い協力のもと再期まで自宅で看取られる習慣がある地域と、都市部では、最期は病院で亡くなることと習慣としている地域があり、それぞれに応じた対応をされておられることを伺い、在宅医療における支援者に求められる技術の高さにも、頭の下がる思いでした。
そのような高品質の支援が提供できる経験豊富な人材を確保することの難しさも併せてお伺いしました。
院長の岡部先生が積極的に若い医師の在宅医療研修への受け入れを促進し、そのつながりで在宅医療に関わる医師が増え、さらに拠点事業所が増えている実績から、着実に人材を育成し、インフォーマル・フォーマルの人間関係の中で多職種連携を確立しながら、事業拡大をされてきた歴史ある地域の在宅医療拠点として深い歴史と厚い信頼を感じました。
近年は在宅医療に関する制度改革があり、それに伴い在宅見取り率の変化や病院側の対応の変化、患者さん方の意識変化など現場から見た在宅医療の現状を細かくしっとりとお話しいただき、事務局として大変勉強になりました。
受付窓口
優しさがあふれている内海所長さん、爽やかな笑顔が印象的な北村事務長さん、お忙しい中ご対応頂き誠にありがとうございました。魅力的なお二人のお話に引き込まれ名残惜しさが残ります。
また、ITを活用された情報共有システムの進捗状況などまたおしえてください。
今後ともよろしくお願いいたします。