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外来診療・時間外診療・救急外来 電話:0562-46-2311

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採用・キャリアアップ・その他

採用情報

現在の採用情報については、「職員募集の案内このリンクは別ウィンドウで開きます」に進み、ご確認ください。

2026年採用国立長寿医療研究センターリハビリテーション科部「就職説明会」開催決定

現地開催日時

Web説明会

申し込み方法

申し込みサイトよりFormsにアクセスいただき必要事項をご入力ください。「就職説明会申し込みサイトこのリンクは別ウィンドウで開きます

独自のキャリアアップシステム

キャリアアップシステムの概要

当センターでは、臨床・研究・管理運営能力を段階的に向上させるためのキャリアアップシステムを導入しています。入職後、初期は臨床の基礎を習得するため、1年ごとの病棟ローテーションを通じて経験を積みます。経験年数に捉われず、各レベルに設定された目標達成度に応じてキャリアアップが可能です。

クリニカルラダーシステムの概念図

臨床チーム内のラダーレベル構成

各ラダーレベルには、以下の業務遂行概念が設定されています。

ラダーレベルに準じた業務・学習支援体制

当センターでは、新人(ラダーレベル0)の皆さんの成長を、各ラダーレベルの先輩たちがそれぞれの立場からサポートする体制を整えています。例えば、日々の業務で生じる疑問や相談には、ラダーレベル1・2の先輩が身近な兄姉のように親身に対応します。一方、患者さんの治療方針といった専門的な内容については、ラダーレベル3・4の先輩が経験豊富な父母のように的確なアドバイスを提供します。

また、1病棟の基本的なリハビリテーションチームは、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)がそれぞれの専門性を活かした混成チームとして配置されています。チーム内では、各セラピストのラダーレベルに応じて、管理業務、臨床業務、学習支援などの役割が明確に分担されています。

このラダーレベルの概念に基づき、臨床チームは階層的に運営されています。具体的には、ラダーレベル4のチームマネージャー(主任)がチームを統括し、ラダーレベル5のエリアマネージャー(副士長)が複数のチームを管理、そしてラダーレベル6の士長が主任・副士長を管理する体制となっています。

責任者・職員インタビュー

療法士の責任者より

療法士責任者

当センターの理念は「高齢者の心と体の自立を促進し、健康長寿社会の構築に貢献すること」です。リハビリテーション科部では、その理念のもと、患者さんが自分らしく充実した人生を送ることができるように専門家として全力でサポートしています。また、患者さんの不安や苦しみを少しでも和らげるため、スタッフ一同が日々研鑽を重ねています。

テニスコート約6面分の広さを誇るリハビリテーション室には、最先端の医療機器が充実しています。これらの機器を活用し、患者さん一人ひとりに最適なリハビリテーションプランを提供できます。さらに、AIを用いた動作解析、筋力測定器、体組成計などを用いて治療効果を客観的に評価することができます。認知症の方の症状を詳細に分析するための評価キットも備えており、より精度の高い支援が可能です。

当センターでは、療法士のスキルアップ支援する体制を積極的に整備し、スタッフが成長を実感できる環境づくりに積極的に取り組んでいます。

私たちは患者さんの「できる」を引き出し、人生をより豊かなものにするための「提案」を大切にしています。患者さん一人ひとりの可能性を広げるようなリハビリテーションを実践してみませんか?私たちと一緒に高齢者のためのリハビリテーションを行いたいという方は、随時施設見学を受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

職員インタビュー

長寿研における言語聴覚療法のやりがいは?

スタッフA

嚥下(飲み込み)障害はさまざまな要因から発症すると言われています。当センターでは嚥下障害の原因を正確に評価し、適切な訓練を提供するために、入院早期から嚥下内視鏡検査(VE)や嚥下造影検査(VF)などを積極的に実施しています。さらに、よりよい訓練を提供するため末梢神経磁気刺激装置(パスリーダー)や舌圧計などの最先端治療機器を活用しています。機器を使用することで患者様やご家族様がその訓練を行う必要性や有効性を実感しやすくなり、モチベーションの向上につながっていると感じています。当院はそういった新しい技術を臨床に取り入れることができており、非常に学びのある職場です。(2016年入職 言語聴覚士)

長寿研における理学療法/作業療法のやりがいは?

スタッフB

患者さんから信頼を得られた時に、打ち明けにくい悩みや、難しい目標について話してくれることがあります。訪問リハビリテーションで2年以上関わった患者さんから、移乗を自立したいと話してくれました。移乗を自立できれば家族の介護負担をかなり軽減できますが、決して容易ではありません。

当センターは先輩・後輩や職種を問わずに相談しやすい環境なので、より良い介入方法を皆で検討することができます。ベッドの高さや車椅子をつける角度を調整し、今では療法士の見守りがあれば移乗を自立できるまでになりました。患者さんと信頼関係を築き、目標に向けて協働して期待に応えられたときにとてもやりがいを感じます。(2019年入職 作業療法士)

入職後、どのように学びを深めていくと良いでしょうか?

スタッフC

当センターではさまざまな病期の患者様に関わることができること、スタッフ数が多く教育体制が充実していることに魅力を感じています。私は臨床実習の経験が少なかったので、臨床現場で働くことに不安を感じていました。ですが、入職後から症例検討をはじめとした研修や先輩方と臨床を経験する期間があり、独り立ちに向けたフォローをしっかりしていただけました。また入職直後に限らず臨床で困った時は先輩とともにリハビリ介入を行い、実際に患者様とリハビリする中で知識や技術を教えていただくことができるため安心して働くことができています。当センターは研究活動も盛んであり、臨床での学びはもちろんのこと、臨床の中で研究にも関わることができており充実した日々を送っています。(2023年入職 理学療法士)

子育てしながら、仕事もできるのでしょうか?

スタッフD

育児休暇から復帰する際、育児と仕事の両立ができるかとても不安でしたが、上司や同僚に子育て中の方が多く気軽にいつでも相談することができたため、安心して働くことができました。長寿研には、職員専用の保育園が病院の隣にあり、勤務に合わせた時間で預けられ、何かあった時にはすぐに駆けつけられることも安心しながら働ける理由のひとつです。

子どもの成長に合わせて生活スタイルも変化していきますが、細かく勤務時間を調整して頂けます。また子どもの体調不良も多く、急遽休みが必要になることもありますが、周囲のサポートを受けられるため休みも取りやすくとても有難い環境です。子育てと仕事を両立したいママさんにとっては、とても働きやすい職場だと思います。(2020年入職 理学療法士)

知識やスキルを活かした研究をしたいけど、どのように進めているの?

スタッフE

私はフレイル(虚弱)に対する運動療法に興味があり、フレイルやサルコペニアに関する調査・介入研究を行う研究班に所属し、現在25名のメンバーと一緒に臨床(外来診療など)と研究を進めています。フレイルの状態は定期的な運動により改善することがわかってきたため、ヘルスケア関連団体の研究助成を受けて、その取り組みを地域の予防事業に組み込む研究をコーディネートしています。長寿研は、競争的研究費への応募や学会での発表、論文作成においても指導してくれる先輩がいるため、臨床だけでなく、研究においても学びの多い職場だと日々感じています。(2020年入職 理学療法士)

大学院への進学も考えているけど、両立できる?

スタッフF

私は心臓リハビリテーションに関する研究班に所属し、学会参加や学会発表する機会を沢山いただきました。当初は、統計手法はもちろん研究の始め方もわからず、みんなと同じ土俵で話せるようになりたいと感じ、大学院への進学を決めました。始まってみると、研究テーマがなかなか決まらず、業務後に講義や研究のミーティングをする毎日はきつい時間でしたが、周りにいる先輩方がアドバイスをくれるのでやりきることができました。長寿研には臨床だけでなく研究に関しても頼れる先輩がたくさんいます。長寿だからこそできる研究もたくさんあります。協力していただいた方に感謝して、これから成果をどんどん発信していきたいと思っています。(2019年入職 理学療法士)

臨床実習生の受け入れ

患者様、ご家族様へ

当センターでは、理学療法士、作業療法士、言語聴覚療法士を目指す学生さんの臨床実習の受入を積極的に行っています。療法士教育の必要性をご理解いただき、ご協力をお願いします。学生の実習をお願いする場合は、担当の療法士から詳細をご説明させていただきます。