当院では、2013年に専門・認定看護師連絡会が発足し、その後「長寿ケアサポートチーム」として現場で解決困難な看護問題を持つ患者さんおよび家族に対して、専門性を発揮し協働して質の高い看護を提供することを目的として活動をしています。チームメンバーは、老人看護専門看護師、認知症看護認定看護師、摂食・嚥下障害看護認定看護師、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師、慢性呼吸器疾患看護認定看護師、感染管理認定看護師の11名です。主な活動内容は、現場での困難事例に対する問題解決に向けたサポート、高齢者の看護に役立つ研修会の企画・開催、活動状況や豆知識を掲載したニュースレターの発行などを行っています。現場の困難事例に対しては、それぞれの専門分野で問題解決の糸口や方法を探り、検討結果を相談者にお返ししてます。また、各部署が必要とする時に勉強会をタイムリーに開催し知識面でもサポートができるように、「お助け用紙」というシステムを作り運用しています。スタッフからは 、すぐに対応してもらえるため安心して看護できるという声が聞かれています。
ここでは先日行った事例検討会の様子をご紹介します。参加者は、看護師・介護福祉士の32名。今回は現場で感じる倫理的ジレンマについて、グループに分かれて、2つの事例をもとに患者の行動の背景を考えること、患者とコミュニケーションをとり患者の生活歴を知ることでケアに活かすこと、身体状況をアセスメントし多職種で治療やケアの必要性を見直すことなどについて話し合いました。参加者からは「自分で思いつかなかった対応を知ることができて有意義でした」「患者様の立場で行動することの大切さを改めて学びました」「自分の行動を振り返る機会にできました」「看護師だけではなく介護士の方も参加しており、また、経験年数の違う看護師の意見や考え方を聞けて学びとなりました」「認定さんの アドバイスが勉強になりました」といった声が聞かれ、翌日からの看護の活力になる貴重な時間となりました。


長寿ケアサポートチームは、これからも、患者さん一人 ひとりに合わせた専門的な看護ケアを提供すること、また、看護職員全体に働きかけ、看護現場でのケアの質の向上を図っていきたいと思います。
「長寿ケアサポートチームレター」は以下のリンクをご参照ください。
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