平成28年12月10日(土)に、大府市勤労文化会館・くちなしホールで、市民公開講座2016を開催し、200名の方に来場いただきました。
当日は、「地域で認知症の人を支える~もの忘れセンターを活用しよう」、「サルコペニア・フレイルを予防しましょう」、「コグニサイズのススメ」という、主に高齢者向けの演題だったこともあり、参加者の8割が60代以上でしたが、全体の約3割が80歳以上ということで、元気な高齢者の方が目立ちました。国立長寿医療研究センターでは、地域住民の方への情報提供の一環として、市民公開講座を今後も開催する予定です。
また、当日行ったアンケートの集計によると、「家族に認知症の心配な方がいますか」という質問に対して、3割の方が「はい」と答えています。
講演の中では、認知症の心配があるご本人や患者家族のために、ものわすれ外来についての受診の仕方なども紹介しています。認知症専門の外来を受診する場合には、かかりつけ医からの紹介状が必要になりますが、かかりつけ医を持っているかどうかのアンケート結果では、3割弱の方がいないと答えています。市町村の地域包括支援センターなどでも相談は受け付けていますが、日ごろから信頼できるかかりつけ医を持つことは、重要です。