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NST勉強会のご報告「栄養管理の地域連携の重要性」

長寿NSTニュースレターVol.47
2025年4月


 

 令和7年2月21日に、 トヨタ記念病院の管理栄養士福元聡史先生をお招きしてNST勉強会が開催されました。今回は、「栄養管理の地域連携の重要性」というテーマでご講演をいただきました。

 入院中から患者の栄養状態を把握して、退院後に地域医療につなげるための多職種連携の重要性について、豊田市での活動を中心にお話しされました。地域での取り組みとして、「とよた嚥下食の〇(輪)」の活動を通して情報交換を行っていることが紹介されました。特に、高齢者では入院中だけでなく、退院後の栄養管理にスムーズにつなげることが重要です。福元先生からは、今後の課題として、地域医療における管理栄養士の役割の明確化、地域医療で栄養相談の窓口をどのようにしていくかといった、具体的な問題点も提示されました。


講師の福元先生と、当院NSTメンバー

 当院では、管理栄養士がミールラウンドを行い、患者の食事状況を確認したり、患者の嗜好等を確認して栄養管理を行っています。また、栄養状態不良の患者に対してはNSTで栄養のサポートを行っています。食事量が少ない、体重が減少しているなど、栄養に関する相談はNSTに依頼をしてください。NSTでは退院後の患者さんの状況も確認して、地域との連携を図っています。また、栄養管理部では、退院時に栄養サマリーを作成して退院先への情報提供を行っています。

 食事摂取量が不足している患者、るい痩著明な患者、嗜好の問題で食事が進まない患者などNSTにご相談ください。今後も、体重測定、栄養治療実施計画書の記載など、NST活動にご協力をお願いします。