新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が続き、”テレワーク”が推奨されています。テレワークは「情報通信技術(ICT)を活用し、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方」のことをいい、多くの人が在宅勤務やモバイルワークを行っています。テレワークでは、これまであたりまえのように行ってきた電車通勤や職場内の移動、営業での外回り、同僚との会話、飲み会などの行動や活動が制限され、運動不足になるとともに、慣れない環境での仕事にストレスがたまりがちです。
国立長寿医療研究センターと金城大学は2020年5月に高齢者のための在宅活動ガイド(Home Exercise Program for Older People:HEPOP2020)を発刊しましたが、このたび、テレワークで不活発な生活を余儀なくされている若い方に対しても、どこでも、簡単に、体を動かす機会を持っていただくことを目的に、健康増進のためのテレワーク体操<どこでもHEPOP>を作成しました。
<どこでもHEPOP>の各プログラムは5〜10分で運動が完結するように作成されています。長時間のパソコン作業に疲れた時、体力の低下が気になる時、テレワーク中でも体を鍛えたい時など、さまざまな場面でご活用いただければ幸いです。コロナ禍にあっても、みなさまの生活が少しでも活発で豊かなものになりますことを心より願っています。
令和2年12月吉日
NCGG-HEPOP 2020 作成委員会
パソコン作業で疲れやすい肩や首、手の筋肉と関節、長時間の座位で負担のかかる腰や足の筋肉を伸ばして、痛みを和らげたり眠気を覚まします。気分転換をしながら、効率よく作業をこなしましょう。
デスクワークは活動量が少なく筋力が低下しがちです。日頃の運動不足を解消するとともに、バリバリ運動して、逆に鍛えてしまいましょう!会議の前に行うことで交感神経活動を促し集中力を高めることもできます。
長時間の作業で疲れたら、軽く体を動かし、いったんリフレッシュしましょう。動かすことで体の循環が促され疲労の軽減につながります。会議や作業中にも笑顔を保つために、気持ちをいったんリセットさせましょう。
一人で運動するのは少し恥ずかしいでしょうか?同僚や家族と一緒に行えば、あなただけでなく皆の健康にもつながります。ぜひ周りも巻き込んで、健康な職場づくりを目指してください!
しばらくご利用いただいた後でアンケートへのご協力をお願いします
アンケートはテレワークの実態調査やテレワーク体操をよりよい内容に改定するための参考資料とすることを目的としております。