National Center for Geriatrics and
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2.研究目的と心意気

未曾有のスピードでやって来る我が国の高齢化社会に健やかに老いる、すなわち健全な高齢者を増やすことは極めて重要な私たち老化研究に携わるものの使命だと考えています。なかでも加齢・老化に伴い、若年期の10%にまで低下するともいわれる基礎免疫力の危弱化という問題は、高齢者が抱え込む多くの疾患の発生機序のメカニズムと密接に関わっています。とりわけ、高齢者の感染症に対する抵抗力の低下は長期にわたって持続している免疫記憶を含めた生体防御機能の低下に起因するとも言われています。言い換えれば、記憶B細胞とそれらのエフェクター細胞が根幹になる免疫記憶とよばれる原理の中で記憶の成立、維持の異常が関与しているとされる分子機構を解明することはわれわれが直面している高齢化社会にも極めて重要な課題であることは明白と言えます。私たちの研究グループとしてはこれら加齢変化に伴う免疫機能に関する研究に加えて、もう少し基礎的な老化研究を基盤に老化のメカニズムを徹底研究するという観点から、人・マウスの老化(加齢変化)に伴う遺伝子発現の変化に着目、その詳細を検討し、正常老化を司る制御因子(遺伝子)を網羅的に探索しています。これまでにマウス胚性繊維芽細胞(MEF細胞)を材料にして、いくつかの新規あるいは既知の細胞老化関連遺伝子を同定し、個体老化のメカニズム解明につながる機能解析を行っています。今後は各遺伝子改変動物を作出し、マウス個体レベルでの機能異常、病的変化、あるいは細胞死との関連等を明らかにして、最終的にはヒトに還元できる老化研究を目指しています。

図1 の模式図

骨髄の中で未成熟B細胞(Immature B cell)まで分化して血中に放出され、外界からの異物(抗原)を記憶するメモリーB細胞やそれらの抗原に対する抗体を産生するプラズマ細胞にまで成熟する様子を示す。

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