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パーキンソン症状、レビー小体型認知症で便が出ると自分で処理ができずトラブルになりますが、どのような対応をすればいいですか?

排泄のトラブルは、認知症の中でも、介護負担度が高くなる症状です。 パーキンソン症状、レビー小体型認知症という病気や症状に限らず、認知症では中核症状の失行や実行機能障害などで自分の排泄した後の処理をどうしたらいいのか分からなくなることがあります。トラブルというのは、弄便のことでしょうか。弄便は、「自分で何とかしないと」という気持ちの表れでもあり、かえって刺激すると本人のプライドを傷つけるばかりでなく、介護負担にも影響します。 便が出るときのサインを早めに見つけましょう。落ち着かなくなる。無言になる。急に早口になる。なんでもいいのです。便が出るときに何か本人が発していないか。確認してください。また、習慣になっているのなら、何時ごろに便が出ているのか確認してください。パターンを知ると弄便となる前に処理が可能になります。「便がしたい」と言える、伝えられる環境にあるか。ということも重要です。プライドを傷つけずに、家族は本人のことを心配している。と伝え、毎日出ているのかお腹は張っていないか、便秘になりやすい薬、下痢になりやすい薬、日頃の食事の中で便に影響を及ぼすものがないか、便秘が病気に影響することを説明して本人に分かってもらい、関わってみてください。プライベートなところを覗くため、そのための配慮を怠らずに行えば問題はないでしょう。