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頭では認知症の人に怒ったらいけないと分かっていても、実際の場になると怒りや不快感をあらわにしてしまいます。罪悪感を感じてしまいます。どうすればいいでしょうか

介護をする中で罪悪感を抱かない方はいないでしょう。

介護者は自分の時間がほしい、一人になりたい。と思うことすら罪悪感を抱くことがあります。何かしら、介護者は罪悪感を日々抱きながらケアをしていることがあるのではないでしょうか。

ここ最近特に罪悪感を抱くことが多いなど自分で感じることがあれば、少し距離を取らなければならない信号だと思って良いと思います。自分が良い状態で関わるのは認知症の方へも良い状態で過ごす環境をつくれる状態だと思いますので、悪い状態と思う時には、かかわりは少なく、短めに、そして他者に任せることも時には必要です。

離れることも認知症を持つ方のことを思っての行動ということを理解して下さい。 そして、自分の時間がある時に大いに満喫していますか?時間が少ない。発散の度合いも少し少ないせいもあるのではないでしょうか、自分が休める時には大いに休み、いろいろなことを忘れて、満足できるように工夫して休日をお過ごしください。

新しいことをするのも、お友達と過ごされるのも、いろいろです。認知症の方も楽しんで人生を送ることもできますが、介護者の方もまた楽しんで生活する必要があるということをお忘れにならずに介護をしていくことが必要です。「自分がやらなくては」とか「自分しかいない」と思わず、一人では認知症ケアはできませんのでご本人と穏やかな時を過ごせるように上手にサービスを利用してください。また、時には愚痴を言う、ご相談できる窓口をつくっていくことが必要です。