本文へ移動

 

文字サイズ

ホーム > 認知症情報ポータル > 認知症の人と上手に向き合うために > 介護者の気持ち > 毎日一緒に生活していると、やってはいけないことと解っていても、怒鳴りつけたり、たたいたりしてしまいます。どうすればいいですか

毎日一緒に生活していると、やってはいけないことと解っていても、怒鳴りつけたり、たたいたりしてしまいます。どうすればいいですか

毎日、24時間本当に介護は大変だと思います。介護者は身体的、精神的に健康状態に注意する必要があります。

ご本人の毎日の生活の中でもともとあった言い合いはかえって刺激があってよいとは思いますが、脅迫となってしまう、手が出てしまう。といったことでは、ご本人の症状に大きな影響を及ぼします。介護者のストレスのため、ご本人の症状が悪化し、薬を増量ということは本末転倒です。しかし、どちらが先かということも重要です。

ご本人のここ最近の認知症の症状はどうでしょうか?悪くなっていないでしょうか?そういったことが、介護する側の原因になっていることもあります。分からない方は専門の方へ相談してください。もしも、患者自身の症状悪化がある場合は早めに病院へ受診されることをお勧めします。全身状態を調べ、身体に不調がないか、調べてもらってください。

介護者のストレスの場合は、やはり一度その場から離れることが良いでしょう。怒りを鎮められる距離を測ってください。少し離れて客観的に自分と本人を見つめられる距離を時々とられるようにすると良いと思います。自分の時間が少ないせいもあるのではないでしょうか、これまで出来ていたのだから、これからもできる。と思っている介護の方多いと思います。すべてではないですが、認知症は進行します。介護者も介護力は変化します。一人では認知症ケアはできません。ご本人と穏やかな時を過ごせるように上手にサービスを利用してください。