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妄想が入ってきていろいろな人物に代わります。時々「殺せ!」と言います。どのように対応すればいいでしょうか

おそらく、実際にはいない人物がみえているのではないでしょうか。実在しないものがみえることを「幻視」といいます。幻覚の一種です。この状態は夕方から夜間に多くみられます。

  1. 認知症の一症状として出現する。とくに「レビー小体型認知症」ではしばしば出現します。
  2. 薬物の影響や、身体不調が精神の不調を起こしている。これを「せん妄」といいます。

「殺せ!」といっているのは見えている者に対して強い恐怖心を抱いているためと思われます。 専門的治療が必要な状態ですが、家族の対応としては、「怖いものはないから心配しないでいいよ」と声をかけたり、照明をあかるくするなど安心できる環境にすることを配慮するのがよいでしょう。