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どうして私が財布をとったというのでしょうか

認知症になると従前の性格や思いを、コントロールしたり建前上我慢していた脳の部分の働きが弱くなるため、「積年の恨みが爆発する」ケースもあります。お金は日常生活で話題になりがち。こつこつ老後のためにためて、いつか自由に使いたいという気持ちの理解が大切です。

認知症では、ものをなくしたり、仕舞い場所がわからなくなり、パニックになって「物取られ妄想」に進展してくケースが少なくありません。通帳はきまった場所に管理し、少し進行したケースでは、古い通帳をいくつか分散して隠しておいて「ない」といったら一緒に探して見つかる演出も、有効です。兄弟の間で、物取られ妄想について十分認識を一致させることが、家庭内トラブル防止に有効です。