自宅で介護していますが、本気で介護するなら仕事を辞めないと・・・と 近隣の人に言われました。仕事を続けながらの介護は無理でしょうか?
不可能ではありません。
しかし、介護されている方に全ての負担がかからないように 介護されている方の心身の健康が確保できる支援体制を作る必要があります。そのポイントは、以下3点です。
1.医療・看護サポート
- 24時間SOSを出せる、在宅医療医(訪問診療だけではなく、24時間対応ということは往診を実施していることを意味します)、訪問看護師は確保できていますか。
- 主治医や訪問看護師より、患者様が今後どのような経過をたどっていくのか、説明を受け、(何となくでもよいので)理解できていますか。
- どのような場合に、どこにSOSを出せばいいか、その連絡先も確認できていますか。
- どの内容までの治療を希望されるか、患者様に関係するご親族の皆様でご相談し、意向が明確になっていますか。その意向を医療者にも伝えられていますか。
2.介護サポート
- 介護保険制度の在宅サービス、福祉用具利用にあたり、患者様の状況、介護者様の状況に合わせた話合いが、ケアマネジャーとできていますか。
- 自宅で看ていく中で、サービスに捻出できるコストをケアマネジャーにご相談できていますか。
3.介護者様の心理的サポート
- 患者様の状態が悪化し、見た目にも弱っていく過程の気持ちのしんどさをお話しできる方は おられますか。
- 関わってくださっている方々みんなで意思疎通が図れていますか。介護者様が板挟みになって おられませんか。