若年性認知症の場合は、グループホームしか入所できないのでしょうか?
回答としては、ちがいます。しかし、環境的に難しい側面があります。
生活の拠点を自宅以外に置くものとして・・・
- 特別養護老人ホーム(対応できない症状や疾患ではない限り、期限なし)
- 老人保健施設(入所期間が、6か月程度。在宅に戻ることが前提の施設)
- 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
- 介護付き有料老人ホーム
- 高齢者専用住宅(俗に言う、高専賃。在宅サービスを導入して生活)
課題
- 1、2、4、5では、高齢者が多く、世代感覚的なものが合わない懸念があります。
- 4は、入居一時金など、その他の経費が必要です。
- 5は、「在宅」です。必要に応じて訪問介護、通所系サービスを導入していきますが、徘徊等、認知症による症状が強い場合は非常に難しい環境です。
以上により、3.グループホームの方が、家庭的環境でかつ少人数ということもありますので患者様の精神的安寧や生活機能の維持に適していると言えるかもしれません。