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ホーム > 研究の推進 > 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づく研究実施の情報公開 > 倫理・利益相反委員会受付番号No.1724

倫理・利益相反委員会受付番号No.1724

「高齢者糖尿病のエビデンス構築に向けた探索的観察研究(受付番号No.1724)」人を対象とする生命科学・医学系研究実施についてのお知らせ

 国立長寿医療研究センター 代謝・内分泌研究部では、下記の人を対象とする生命科学・医学系研究を実施しております。
 本研究は、通常の診療で得られた情報(電子カルテなど)から必要な情報を取り出し、まとめることによって行われるものです。
 このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる患者さんのお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
 本研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。

2023年7月7日

1.研究課題名

「高齢者糖尿病のエビデンス構築に向けた探索的観察研究」
(倫理・利益相反委員会受付番号No.1724)
本研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。

2.研究機関の名称および研究責任者の氏名(部署名)

  • 国立長寿医療研究センター 代謝・内分泌研究部 大村 卓也

3.研究分担者名(部署名)

国立長寿医療研究センター

  • 代謝・内分泌研究部 徳田 治彦
  • 長寿検診部 川嶋 修司
  • 在宅医療・地域医療連携推進部 三浦 久幸

4.本研究の意義、目的

高齢者の糖尿病診療では、患者さんの個人差が大きく、どのように治療するのが望ましいのか、判断に苦慮することが少なくありません。そこで当センターで治療を受けた患者さんのデータを解析し、科学的エビデンスに基づいて血糖値を安全かつ効果的に管理し、かつ身体機能や認知機能の維持に寄与する要素を明らかにしたいと考えます。得られた知見は、より質の高い血糖管理につながる可能性があります。

5.本研究に使用する情報

基本情報(年齢・性別、薬剤情報など)、高齢者総合機能評価(認知機能の評価も含まれます)、カテゴリー分類(普段の生活の様子に対する評価も含まれます)、血液検査、尿検査、持続グルコースモニター、頭部MRI検査をはじめとする画像検査、生理検査などを倫理・利益相反委員会承認後から利用します。

6.本研究の方法

国立長寿医療研究センターに収集されている既存の情報を利用し、統計解析を行います。

7.研究期間

2023年7月7日 ~ 2029年3月31日

8.対象となる患者さん・研究対象者として選定された理由

2017年4月1日から2027年3月31日に代謝内科外来を受診した、あるいは代謝内科に入院した糖尿病患者さん。

9.研究対象者に生じる負担並びに予測されるリスクおよび利益

既存の診療情報の利用のみであり、プライバシーの保護についても十分に配慮されるため、新たに発生する不利益並びに危険性は想定されません。対象者個人に対する直接の利益も、想定されません。

10.研究実施について同意しないことおよび同意を撤回することの自由について

ご自身の診療情報が、本研究に利用されることにご同意いただけない場合には、研究に使用する情報からあなたにかかる情報を削除いたしますので、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。研究期間の途中であっても構いません。また、情報の削除依頼をしたことにより、不利益な取扱いを受けることはございません。ただし、ご連絡をいただいた時点で、研究結果が学会や論文等ですでに公開されている場合などには、解析結果を削除できないことがあります。

11.本研究に関する情報公開の方法

この掲示により、本研究に関する情報公開といたします。研究結果の公開については、学会発表・論文投稿にて行う予定でおります。

12.研究計画書等の閲覧について

他の研究対象者等の個人情報等の保護、および本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、研究計画書および研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。

13.個人情報等の取扱い

本研究では、診療情報(電子カルテ)より上記5.の情報を抽出して使用いたしますが、患者さんが特定できる情報(氏名・住所など)を削除した状態で抽出しています。
また、研究成果は学会や論文として発表されますが、その際にも患者さんを特定できるような内容を含むことはございません。

14.試料・情報の保管および廃棄の方法

抽出したデータ、患者ID番号と置き換えた符号・番号との対応表、匿名化されたデータについては、研究期間終了後10年もしくは学会や論文等での発表から10年の間保管いたします。抽出したデータ、匿名化されたデータと対応表については代謝・内分泌研究部にて、保存媒体を施錠保管いたします。保管期間満了後は速やかに、紙媒体は廃棄、電子媒体は削除して、データを廃棄いたします。

15.研究の資金源等、研究機関の研究に係る利益相反および個人の収益等、研究者等の研究に係る利益相反に関する状況

国立長寿医療研究センター長寿医療研究開発費、日本学術振興会若手研究、中京長寿医療研究推進財団第11回医学研究助成の研究資金を用いて研究を行う予定です。利益相反はありません。

16.研究対象者等およびその関係者からの相談等への対応

研究に対するお問い合わせがございましたら、下記のお問い合わせ先まで御連絡ください。研究責任者が対応いたします。

本研究に関するお問い合わせ先

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター
 代謝・内分泌研究部 副部長 大村 卓也

〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地

電話:0562-46-2311(代表)