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No.14 夜間のトイレ 何回行きますか

夜眠りについた後、トイレにいくことがありますか。ぐっすり眠りたいのに1回、2回、3回・・・と頻繁にトイレに行くと、眠りが浅くなって翌日まで疲労感を持ち越してしまいそうですね。このように「夜間、排尿のために起きなければならない症状」を夜間頻尿といいます(日本泌尿器科学会)。皆さんは昨夜の就寝中にトイレに行きましたか? もし行かれた場合は、何回行きましたか?

NILS-LSAでは地域にお住まいの皆様に日常の「夜間の尿の回数」を伺っています。その結果、図にお示ししたように、男女ともに年齢が高くなるほど「夜間頻尿がある」方の割合が高くなり、また尿の回数は高齢の方ほど多いことが分かりました。

夜間頻尿の原因は人によってさまざまです。例えば服用中の薬の種類や、水分量、飲酒量の多さによる尿量の増加、睡眠障害などが夜間頻尿の原因となります。また前立腺炎や膀胱炎などで膀胱が過敏になったり、前立腺肥大で膀胱内に多量の尿が残り尿を溜めておく容量が減少することなども夜間頻尿の原因となります。

図:NILS-LSA第5次調査における性別夜間排尿回
女性:1,078人、男性:1,011人

夜間頻尿は慢性的な睡眠不足を引き起こすこともあり、日中の疲労感など日常生活に影響するばかりでなく、暗い中、トイレに行くことで転倒する危険性もあります。

でも、自分の尿が「多尿か」、「頻尿か」など、他の人と「おしっこ」の量を比べる機会も普段ありませんので、自分ではなかなか判断が難しいですね!

就寝時に何度もトイレにいく必要があり、それが昼間の生活にも影響するようであれば、たかが「おしっこ」と思わずに専門外来を訪ねるのも良いでしょう。歳のせい、と片付けずに、排尿習慣を見直し、質の良い睡眠を得て、すっきりした頭と身体で一日を過ごしましょう。

 

 

図1:副鼻腔の位置​その結果、全体で約7%の方に副鼻腔炎と考えられる異常陰影を認めました。部位別では、上顎洞(じょうがくどう)、篩骨洞(しこつどう)、蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)、前頭洞(ぜんとうどう)の順に多く異常を認めました。上顎洞は、最も大きい副鼻腔で、上の歯とも接しており、炎症を起こしやすいとされています。副鼻腔炎という程ではないレベルの方まで入れると、約4人に1人は、頭部MRIで、上顎洞の粘膜が腫れていたり、そこに液体(膿)がたまっていたりすることが確認されました。副鼻腔炎の重症度別の割合を図2に示します。副鼻腔炎は、全体に男性に多く、軽症の方がほとんどですが、ほぼ全ての副鼻腔に病変(病気が原因で起こる体の変化のこと)のある重症の方も、少数ですが男性で3名、女性で2名確認しました。
図2:副鼻腔炎の重症度別の割合また、どのような方が副鼻腔炎になりやすいのかを調べたところ、年齢が高い方、肥満傾向の方、喫煙歴のある方、喘息や慢性気管支炎の既往歴のある方では、そうでない方よりも副鼻腔炎になりやすいことが明らかとなりました。その中でも、喘息や慢性気管支炎のある方では、2.7倍から3.8倍ほど副鼻腔炎になりやすく、気管の炎症と副鼻腔炎には密接な関連があることが示唆されました。また、耳鼻咽喉科との関連がイメージしにくい肥満ですが、肥満は全身的に炎症を起こしやすいと考えられており、副鼻腔炎でも同様であることが推測されました。



夜間の頻尿を見直して、質の良い睡眠を得ましょう

 


<コラム担当:YO, RO>

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*このコラムの一部は、以下の研究成果として発表しています*
 

Osuga Y, Okamura K, Ando F, Shimokata H.
Prevalence of lower urinary tract symptoms in middle-aged and elderly Japanese.
Geriatr Gerontol Int. 2013 Oct;13(4):1010-7.

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