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ホーム > 研究の推進 > 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づく研究実施の情報公開 > 倫理・利益相反委員会受付番号No.2044

倫理・利益相反委員会受付番号No.2044

「高齢者における筋線維タイプ関連遺伝子SNPの解析:大Maf群転写因子を中心としたサルコペニア指標との関連研究」についてのお知らせ

 国立長寿医療研究センター(ロコモフレイルセンター)では、下記の人を対象とする生命科学・医学系研究を実施しております。
 本研究は、国立長寿医療研究センター バイオバンクから分譲を受けた情報を用いて解析を行うものです。
 国立長寿医療研究センター バイオバンクでは、お預かりした情報の利用にかかる包括的同意をいただいているため、このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる情報提供者様のお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
 本研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。

2026年6月11日

記

1.研究課題名

「高齢者における筋線維タイプ関連遺伝子SNPの解析:大Maf群転写因子を中心としたサルコペニア指標との関連研究」(倫理・利益相反委員会受付番号No.2044)

本研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。

2.研究機関の名称および研究責任者

  • 国立長寿医療研究センター ロコモフレイルセンター 赤津裕康
  • 筑波大学 医学医療系 再生医学分野 藤田諒

3.研究分担者

国立長寿医療研究センター

  • ロコモフレイルセンター 渡邉剛、竹村真里枝、櫻井圭太
  • 緩和診療部 荒川伸人
  • メディカルゲノムセンター 尾崎浩一、重水大智

4.本研究の意義、目的

本研究では、高齢者における筋線維タイプに関連する遺伝子を解析し、これらが筋線維タイプ、筋量、筋力、身体機能、サルコペニア指標とどのように関連するかを検証することを目的とします。
サルコペニアは、高齢者の生活機能低下と要介護化の大きな要因となります。そのためサルコペニアの予防や早期介入には、筋機能低下をもたらす生物学的背景を理解することが重要です。これまでに藤田らは基礎研究により、マウスとヒトにおける速筋線維形成にかかわる直接的、かつもっとも強力な調節因子を同定しており(Sadaki et al. Cell Rep. 2023; Sadaki et al. Skelet Muscle.2025)、それは筋線維構成や筋機能に影響を及ぼす可能性があります。しかし、これらが高齢者の筋機能にどの程度寄与するのか明らかになっていません。
本研究において遺伝子情報と実際の身体機能評価を統合的に解析することで、サルコペニアの発症リスクに影響する新たな遺伝的因子が明らかになれば、サルコペニアに対する個別化予防戦略や新たな介入法の開発に寄与する重要な基盤情報となると期待されます。

5.本研究に使用する情報

国立長寿医療研究センターで実施している「ロコモ・フレイル・サルコペニアのレジストリ研究」(倫理・利益相反委員会受付番号No.881-24)の臨床情報と、国立長寿医療研究センターバイオバンクの血液サンプルから収集した遺伝子情報の一部を、倫理・利益相反委員会承認後1か月以上経過した後に、筑波大学へ利用・提供を行う予定です。

情報の提供の授受を行う機関の名称およびその研究責任者

  • 国立長寿医療研究センターロコモフレイルセンター 赤津裕康
  • 筑波大学 医学医療系 再生医学分野 藤田諒

6.本研究の方法

本研究は、国立長寿医療研究センターと筑波大学とで実施します。本研究では、「ロコモ・フレイル・サルコペニアのレジストリ研究」の一部の情報(年齢、性別、身長、体重、下腿周囲長、既往歴、併存疾患、ロコモティブシンドローム評価、身体機能検査、身体組成検査、画像検査(大腿CT))と、国立長寿医療研究センター バイオバンク(NCGGバイオバンク)が保有する筋肉に関連する遺伝子情報の一部を用いて、サルコペニアを対象疾患として関連する遺伝子情報と、実際の臨床情報との関連について解析を行います。

7.研究期間

2026年6月11日から2028年3月31日

8.対象となる患者さん・研究対象者として選定された理由

本研究では、国立長寿医療研究センター バイオバンク(NCGGバイオバンク)が保有する解析データと既存研究の臨床データを有効に活用するために、以下の方を研究対象といたします。

  • 年齢が50歳以上の方
  • 国立長寿医療研究センター ロコモフレイル外来を受診し、「ロコモ・フレイル・サルコペニアのレジストリ研究」に参加同意をいただいた方
  • 国立長寿医療研究センター バイオバンクにも参加同意の上、血液試料が採取できており、本研究に必要なSNP解析が完了している方

9.研究対象者に生じる負担ならびに予測されるリスクおよび利益

既存の臨床研究情報と国立長寿医療研究センター バイオバンクに収集されている既存の情報を利用するのみであり、研究対象者に対して新たに検査または観察を実施しないことから、研究対象者に安全性上の問題は生じません。国立長寿医療研究センターで取得された情報を他研究機関と共有しますが、その際は本研究計画書の定める個人情報の取り扱いに則り運用し、個人情報は保護されます。研究の結果から得られるいかなる情報も、研究目的以外に使用されることはありません。
また、対象者個人に対する直接の利益は想定されませんが、研究結果がサルコペニアのよりよい予防、治療やケア、診断の確立等に役に立つ可能性があり、医学研究に寄与することで医療の発展、貢献、向上につながるとともに、同様の病気で悩んでいる人々の役に立つことになると考えられます。

10.研究実施について同意しないことおよび同意を撤回することの自由について

ご自身の情報が、本研究に利用されることにご同意いただけない場合には、研究に利用する情報からあなたにかかる情報を削除いたしますので、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。研究期間の途中であっても構いません。また、情報の削除依頼をしたことにより、不利益な取扱いを受けることはございません。ただし、ご連絡をいただいた時点で、研究結果が学会や論文等ですでに公開されている場合などには、解析結果を削除できないことがあります。

11.本研究に関する情報公開の方法

この掲示により、本研究に関する情報公開といたします。研究結果の公開については、個人が特定されないように適切に処理を行なった上で、ホームページ掲載・学会発表・論文投稿などにて行う予定でおります。

12.研究計画書等の閲覧について

他の研究対象者等の個人情報等の保護および本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、研究計画書および研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。

13.個人情報等の取扱い

本研究では、各研究対象者に研究用IDを付与しID化した上で研究利用します。情報がどなたのものであるかがわかる対応表は、研究情報とは完全に切り離して国立長寿医療研究センターで管理し、解析の際に提示されることはありません。また、研究成果は学会や論文として発表されますが、その際にも患者さんを特定できるような内容を含むことはありません。

14.試料・情報の保管および廃棄の方法

研究のために収集した臨床情報および国立長寿医療研究センター バイオバンクより分譲された情報については、研究期間終了後または学会や論文等での発表から10年以上の間、研究代表者の研究室で施錠保管します。保管期間満了後は速やかに廃棄します。紙媒体の資料は、シュレッダーで裁断または溶解処理等を行い、再現不可能な状態にした上で廃棄します。書き換え不可能な電子媒体の場合、物理的に破壊してデータ読み取りを不可能にした上で、廃棄し、書き換え可能な電子媒体のデータの場合は、物理的に破壊してデータ読み取りを不可能にするか、ダミーデータを複数回上書きして元のデータを復元不可能な状態にして廃棄します。

15.研究の資金源等、研究機関の研究に係る利益相反および個人の収益等、研究者等の研究に係る利益相反に関する状況

利益相反の状況については、国立研究開発法人国立長寿医療研究センター 倫理・利益相反委員会に報告し、その指示を受けて適切に管理しております。本研究に関する、研究全体および研究者個人として申告すべき利益相反はありません。

16.研究対象者等およびその関係者からの相談等への対応

研究に対するお問い合わせがございましたら、下部のお問い合わせ先までご連絡ください。研究責任者が対応いたします。

本研究に関するお問い合わせ先

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター

ロコモフレイルセンター センター長 赤津裕康

〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地

電話:0562-46-2311(代表)受付日時:平日9時から17時