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新型コロナウイルス対策として、国立長寿医療研究センターの荒井秀典理事長は、高齢者の活動増進を図り介護予防に資するスマートフォン用アプリケーション「オンライン通いの場アプリ」を開発し、無償提供を実施。
コロナウイルス感染拡大防止のため、高齢者の通いの場が閉鎖されている状況でもオンラインで運動や知的、社会活動を自己管理しながら実施することのできるアプリケーションである。
主な機能としては、外出を促進するために散歩コースの自動作成、お出かけのポイントの付与、活動量の見える化などがあり、外出を通じて身体活動を増加するシステムとなっている。また、自宅でできる活動として、認知症予防を目的としたコグニサイズや各自治体の体操動画配信や脳活性化ゲームなども搭載されている。コミュニケーション機能も新たに搭載され、本アプリ利用者同士が写真投稿や投稿に対して反応することで非対面での交流が可能になった。来年度に向けて機能拡充を図っている。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、全国10万か所以上ある通いの場の多くが活動を自粛している。この状況が長期化すると身体活動の低下に伴う要介護状態の発生が懸念され、地域のつながりも途絶えることが危惧される。そこで、本アプリケーションは、高齢者の居宅で過ごす時間が長くなることが想定される中、健康維持・増進のために必要な情報を広く周知するとともに、外出支援機能、ポイント付与機能を搭載することで高齢者の外出に伴う活動量の向上を促し、介護予防を目的とした通いの場機能を補強することを目指して開発した。
ホーム画面
紹介パンフレット(PDF:5803KB)登録手順等の紹介
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荒井秀典(国立長寿医療研究センター 理事長)
島田裕之(国立長寿医療研究センター 研究所 老年学・社会科学研究センター長)
厚生労働省老健局、内閣府IT総合戦略室、株式会社三菱総合研究所