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フレイルとは、加齢に伴う身体的、社会的、精神心理的側面における脆弱な状態を意味し、些細なストレスにより、その原因に見合わないほど大きな健康の変化(自立から要介護への変化など)をもたらす状態です。しかし、適切な評価・対策を行うことで、要介護に至る悪循環を防いだり改善したりすることも可能であるため、健康寿命の延伸には不可欠な概念です。フレイル研究部では、このフレイルという視点を基盤に、当センターの理念「私たちは高齢者の心と体の自立を促進し、健康長寿社会の構築に貢献します」を実現する研究を行います。
高齢になると徐々に筋肉量が減ってきて、サルコペニア(加齢性筋肉減少症)となる場合があります。サルコペニアとなると転倒や要介護のリスクが高くなります。
筋肉を増やすためには、レジスタンス運動が必要とされています。高齢になっても適切な栄養摂取と運動によって筋肉を増やすことができます。
運動については、ジムなどで、トレーナーの指導のもと筋トレを中心とした運動を行うのがもっとも望ましいのですが、家庭でもセラバンドというゴムのバンドを用いて、気軽にかつ安全に実施できる体操を紹介します。
病院にかかっている場合には主治医の先生ともよく相談し、無理のないように実施してください。