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認知症サポート医養成研修の修了者が3000人を超えました!

(独)国立長寿医療研究センターでは、平成25年12月14日及び15日の2日間にわたって、京都市において本年度の第4回認知症サポート医養成研修を実施しました。今回の研修には西日本を中心に102人の医師が受講し、認知症サポート医の役割、認知症の診断・治療の実際やケアマネジメント・連携の知識等について、厚生労働省、日本医師会及び当センターからの講義や出席者によるグループ討議が行われました。

認知症サポート医は、 (1)都道府県・指定都市医師会を単位とした、かかりつけ医を対象とした認知症対応力の向上を図るための研修の企画立案、(2)かかりつけ医の認知症診断等に関する相談役・アドバイザーとなるほか、他の認知症サポート医(推進医師)との連携体制の構築、(3)各地域医師会と地域包括支援センターとの連携づくりへの協力の3つの役割をもって地域における連携の推進役となることが期待されており、厚生労働省の「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」においては、平成29年度末までに4000人の受講という数値目標が掲げられています。

認知症サポート医の機能調査では、鑑別診断機能、周辺症状外来対応機能、在宅医療機能、かかりつけ医機能、地域連携機能については、認知症対応力向上研修受講生や未受講医よりはるかに機能が高く、日常診療でも80%以上が認知症診療や、認知症の地域連携で活躍されていることがわかっており、その活動には今後さらに大きな期待がかけられています。

(独)国立長寿医療研究センターでは、各都道府県指定都市からの委託を受けて、認知症サポート医養成研修を実施しています。平成17年の研修開始以来、平成25年度第3回研修会まで、累計40回の研修会を開催し、2959人が修了しておりましたが、今回、修了者102人が加わり、認知症サポート医研修の修了者が3000人に到達いたしました。

今後とも、研修の質の向上に努め、オレンジプランの目標の達成と全国の認知症ケアの向上に資するよう努力してまいります。

認知症サポート医研修の受講については、都道府県・指定都市(高齢者福祉・介護保険担当課など)にご相談下さい。なお今年度の受講申込みは締め切っており、来年度の募集は7月以降を予定しております。

 

(講義)

 

(グループワーク)