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ノロウイルスの感染機構解明に大きく前進、ワクチン開発・治療薬開発を加速。

ラジオアイソトープ管理室、老化制御研究部(併任)の中西室長は、国立感染症研究所、生理学研究所、デンカ株式会社との共同研究で、マウスノロウイルスのタンパク質感染受容体を発見しました。

これまで、マウスノロウイルスの感染にはシアル酸、ヒトノロウイルスの感染には血液型を決定する糖鎖(組織血液型抗原:HBGA)など、糖鎖がレセプターの役割を果たすと考えられていました。しかし、これらの分子を細胞表面に発現させてもノロウイルスが細胞に感染できるようになりませんでした。本グループは、細胞の表面にあるタンパク質CD300lf、CD300ldがマウスノロウイルスレセプターであることを発見し、ノロウイルスの細胞への侵入、感染機構をはじめて明らかにしました。この成果は、今後ノロウイルスの感染を防ぐ方法、ノロウイルスワクチン、ノロウイルス治療薬、ノロウイルス消毒薬開発への応用が期待されます。

本研究は日本医療研究開発機構、文部科学省科研費、からの補助を受けて行われ、研究成果は「Proceedings of the National Academy of Sciences 電子版」9月28日号に掲載され、9月27日付の日本医療研究開発機構プレスリリースでも紹介されました。

 

【原著論文情報】

Functional receptor molecules CD300lf and CD300ld within the CD300 family enable murine noroviruses to infect cells
Kei Haga, Akira Fujimoto, Reiko Takai-Todaka, Motohiro Miki, Yen Hai Doan, Kosuke Murakami, Masaru Yokoyama, Kazuyoshi Murata, Akira Nakanishi, and Kazuhiko Katayama 
Proc.Natl.Acad.Sci.USA 2016 ; published ahead of print September 28, 2016, doi:10.1073/pnas.1605575113

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