診療の様子
最新の設備
白内障・緑内障・加齢黄斑変性・眼瞼下垂など、加齢に伴う眼科の疾患は数多く存在します。高齢化が進む日本において生活の質を守っていくために、「よく見えていること」は非常に大切です。感覚機能の障害は、高齢者の生活機能や認知機能を低下させ、自立した生活を妨げるといわれています。視機能の改善を通じて、特に高齢者の方の自立した生活を守ることを目指しています。
院内設備は非常に充実しており、最先端機器を用いて外来診療をおこなっています。
2017年度には京都府立医科大学付属病院の眼科と連携し、当院で臨床治験も実施しております。今後も医師主導治験をおこなうなど、常に最先端の眼科医療に取り組んでいきます。
下記のような症状を含め、目にかかわるすべての症状について診療しています。
眼には水晶体と呼ばれる組織があり、カメラにたとえるとピント調節を行うレンズにあたる役目があります。白内障は、その水晶体が濁ることで視力が低下する、かすんで見える、眩しく感じるといった症状を引き起こします。年齢とともに誰にでも起こりうる病気です。
一度濁ってしまった水晶体は薬では改善しません。手術で取り除き、新しい人工のレンズと入れ替えます。残念ながら、角膜や網膜の他の病気があるとその影響は残りますが、濁った水晶体を取り除くことで視力が改善します。
当院では、年間を通して多くの白内障手術をおこなっています。常に患者さんに安心して手術を受けていただける環境づくりを目指しています。
眼に入ってきた光は、視神経という神経の束によって脳に伝達されます。緑内障は、視神経が徐々に障害されることで視野が狭くなる病気です。眼の硬さである眼圧が、視神経が耐えうるよりも高くなることで起こります。原因は遺伝や体質による影響が強いですが、高齢であることも緑内障のリスクとなります。
一度ダメージを受けた神経は元に戻らないため、緑内障を「治す」ことはできません。緑内障の治療は、視神経がダメージを受けてこれ以上視野が狭くならないようにすることが目標です。
治療の中心は、目薬によって眼圧を下げることです。定期的な視野検査で病気の進行をチェックしながら、薬を組み合わせます。緑内障の初期から中期は特に自覚症状がないことが多いですが、生活に支障が出ない状態を保つことが非常に大切です。
緑内障は、一生付き合っていかなければいけない病気です。私たちは患者さんが根気よく治療を続けられるようにサポートしていきます。
聞き馴染みのない名前かもしれませんが、現在日本の失明原因の第4位になる病気です。眼をカメラにたとえると、フィルムにあたる部位を網膜といいます。さらにその中心を黄斑といいますが、その黄斑部に年齢による老廃物が蓄積し、障害を起こす病気が加齢黄斑変性です。
加齢黄斑変性では黄斑に異常な血管(脈絡膜新生血管)が出来てしまいます。異常な血管は出血を起こしたり、水漏れして網膜にむくみ(浮腫)や液体の貯留(網膜下液)を起こすことで網膜が障害され、視力が低下します。
当院では加齢黄斑変性に対し、VEGF阻害薬という薬を眼の中(硝子体腔)に注射して、新生血管を退縮させ拡大を抑える治療を積極的におこなっています。新生血管の活動性が見られた場合は再度注射が必要になるので、多くの場合複数回・長期の治療が必要になります。
進行した黄斑変性では、残念ながら視力が正常になることはほとんどありません。視力を維持することを目標とする治療なので、早期発見・早期治療が望まれる病気です。ものが歪んで見える、視野の中心が暗く見える、視力が低下する、色がわからなくなってくるなどといった自覚症状があれば、早めに眼科を受診することが重要です。
眼瞼下垂とは、上まぶたが垂れ下がった状態になる病気です。先天性と後天性に分かれますが、多くは加齢やハードコンタクトレンズの長期使用に伴う後天性のものです。
垂れ下がった上まぶたが視界を邪魔する場合、手術によって治療をおこないます。手術は、皮膚を切開して眼瞼挙筋という筋肉を短縮して、まぶたを引き上げます。
また、年齢の変化で余った皮膚がかぶさる皮膚弛緩症でも、まぶたが垂れ下がってみえます。この場合も、皮膚を切除することで治療することができます。
TEL:0562-46-2547
月曜日~金曜日の午後1時~午後4時まで
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