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医療安全推進部

主な業務

ここには、国立長寿医療研究センター内で発生した医療安全に関係する情報が集められます。

それぞれ報告された事項については、必要となる情報を収集し、要因を分析し、安全な医療を提供するための当センターにおける対策を考えます。それらの分析とともに必要な機関への報告、職員や患者さんへの情報提供を行っていきます。

ヒヤリハット報告

ヒヤリハットとは、「医療の過程で起きた、患者さんの健康に影響を与えそうになった出来事」のことです。予定と違う検査した、薬の量が違っていることに気付いた、転倒した、食事の内容が違って配膳された、など、気付いた人が誰でも気軽に匿名で報告するものです。こうした出来事を通して、当センターの治療や療養の環境で危険な箇所を発見し、未然に事故を防いでいこうとする安全対策に活かされます。

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医療事故報告

医療事故とは、医療の過程で患者さんの健康に影響を与えてしまった出来事、患者さんに起きた予期しないトラブル、医療機器の操作の中で起きたトラブル、薬の使用や輸血などで起きた副作用、施設管理の不備や破損により患者さんに影響を与えた事象などすべてを言います。

当センターでは、医療事故が起きたかもしれないと疑った時点で、その程度を問わず、すべてを速やかに上司に報告する体制になっています。院長、副院長に報告された出来事は、医療安全管理室に報告され、実際にどのようなことが起きたのか速やかに情報収集が開始されます。そうして集められた情報により、どうしてこのようなことが起きたのか、このようなことが二度と起きないためにどうすればよいか、について対策を考えていきます。

万が一トラブルが発生してしまった患者さんへの最善の処置については、主治医やその診療科の責任者の医師、担当の看護師長などが患者さんやご家族の方とよく話し合って対応させていただきます。

なお、もし当センター内で医療事故が発生した場合には、医療法に基づき速やかに日本医療機能評価機構に報告しています。ただし、報告内容には患者さんのお名前や施設名、発生日などはありませんので、どの施設のどの患者さんにいつ起こったことかが分からないような形で報告します。こうしたことに対する質問や疑問などがありましたら、医療安全管理室にお尋ねください。

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感染症発生報告

入院中の患者さんに確認された病院内で伝播する可能性のある感染症(結核、インフルエンザ、疥癬、MRSA、など)、入院・外来を問わず診断時に保健所に届ける義務のある感染症(結核、新型インフルエンザ、食中毒、など)、その他処置や輸血に関連した感染症(B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、など)が発見された場合にその情報が報告されます。

報告された感染症に対しては、病院内で必要とする感染防止対策が実施されるように環境を整え、保健所や厚生労働省に報告が必要な事例は速やかに報告しています。

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職員の教育・研修の実施

全職員を対象に医療安全に関する研修を年2回以上開催しています。その他、医療機器や輸血、MRIなどの講習会や、各職場での取り組みの発表を通して、医療事故の防止と医療安全の意識を高めています。

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患者相談

医療の安全対策のためには患者さんの参加が欠かせません。当センターの診療過程で発生した患者さんやご家族の方よりの苦情(病状の説明がよく分からなかった、職員の対応に不安を抱いた、など)や、担当の医師や看護師、事務員の説明では納得できなかった場合など、患者さんやご家族の方が直接、当センターの「患者相談窓口」に相談できるようになっています。

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医療安全に関する施設外よりの情報

当センター以外で起きた医療事故事例や感染症事例について情報を収集し、当センターで同じことが起こらないためにどうすればよいかを考えます。たとえば、真空採血管を用いた採血での感染が話題になったりすると、器具や手順の安全性を再点検し、より安全な器材の導入に変更したりしています。

その他、医療器具や処置検査手順などは、安全情報が発せられた場合、速やかに当センターの器具および手順の点検を行い、より安全な手順に変更し、職員に周知しています。

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その他

当センター内で医療関連の感染が発生していないかをサーベイランス(調査・監視)を行って把握しています。アウトブレイク(感染拡大)の早期発見に努め、必要に応じて感染対策の見直しなどを行っています。

職員が処置などで誤って針を刺してしまった場合なども報告されます。報告された事例毎に、危険な作業がないかを調査し、危険な作業環境を改善していきます。また、針を刺してしまった職員が感染症に感染することを最小限にするための手順がとられるように調整しています。

職員がインフルエンザなどの感染症に罹患した場合も速やかに報告され、適切な休暇が取られているかを調整します。

患者さんの治療やケアを対応する職員が健康で働ける環境が、患者さんの安全を守る条件と考えています。

また、患者さんの安全については、職員による取り組みだけでなく、患者さんと医療者が協力して築き上げるものだと考えています。患者さんと医療者が協力して治療に取り組む関係を「パートナーシップ」と言いますが、その取り組みとして、患者間違い防止のために、診療や処置の前にはご自分で名前を名乗っていただくことをお願いしております。

このように患者さんに安心して医療を受けていただけるよう日々取り組んでいます。

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