Department of Gerontological Policy (Health Policy for the Aged)

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ニュース

 

    荒井由美子部長が、第16回国際老年精神医学会(The 16th Congress of International Psychogeriatric Association (IPA))にて、最優秀発表賞(the Best Presentation Award)を受賞いたしました。くわしくはこちらをご覧ください。

 

 

■ マスコミ・報道

 

2014115日(水) 読売新聞(朝刊)において、

荒井部長が実施した調査結果及び、同部長らが作成した

「認知症高齢者の自動車運転を考える家族介護者のための

支援マニュアル」が紹介されました。

 

2013126日(土) 朝日新聞(朝刊)及び、朝日新聞デジタル:

朝日新聞「生活」欄において、荒井部長らが作成した、

「認知症高齢者の自動車運転を考える家族介護者のための

支援マニュアル」が紹介されました。

 

→マニュアルに関する「マスコミ・報道」は、こちらをご覧下さい。

 

 

   Zarit介護負担尺度日本語版(J-ZBI)及び短縮版(J-ZBI_8)の使用許諾についての
お問い合わせは、郵送のみにて受け付けます。連絡先として、必ずFAX番号を
明記して下さい。なお、当方からの返信には、最低でも12週間を要します。

 

 

    認知症高齢者の自動車運転を考える家族介護者のための支援マニュアル

2010/2/8

 

平成19-21年度厚生労働科学研究費補助金(認知症対策総合研究事業)

「認知症高齢者の自動車運転に対する社会支援のあり方に関する検討」

H19-認知症-一般-025)研究班 (研究代表者 荒井由美子)

 

「認知症高齢者の自動車運転を考える家族介護者のための支援マニュアル」(PDF:約3MB)を作成しました。こちらからダウンロードしていただけます。

 

●このマニュアルは、警視庁のHP及びパンフレット「運転免許を返納された方へ」でも、紹介されております。

 

→マニュアルに関する「マスコミ・報道」は、こちらをご覧下さい

 

 

■ 論文への評価(2010/4/23

2007年に我々が実施した研究「初老期認知症(EOD)の家族介護者における介護負担に関する検討:老年期認知症(LOD)との比較」について報告した論文(Arai, Matsumoto, Ikeda, Arai, 2007)が、van Vliet, et al.のレビュー(Int J Geriatr Psychiatry, 2010, published online)において、"the highest methodological quality""the highest quality with regard to making inferences about EOD compared to LOD "と評価できる論文の一つとして、取り上げられました。

 

 

更新情報

 

2014/11/5

業績欄を更新致しました。

 

2010/4/1

独法化に伴い、長寿政策科学研究部へと名称変更がなされました。

 

2007/10/1

組織細則の改正に伴い、長寿政策・在宅医療研究部へと名称変更がなされました。

 

2005/3/1

研究部部長に荒井由美子が着任しました。

 

 

本研究部の概要

 

本研究部は、200431日に設立され、実質的には200531日から発足した新しい部です。本研究部では、長寿医療に関する政策判断に資する科学的事項に関する調査研究に携わっています。われわれは、高齢者における医療、保健に関して、その実態を科学的に把握し、問題点を分析することで、医療・保健政策の立案に資するようなエビデンスを提示したいと考えています。

本研究部は長寿医療科学研究室、長寿保健科学研究室から構成されています。

 

本研究部における研究

 

■ 高齢社会に対する意識に関する研究

 

高齢社会に対する意識や、認知症に対するイメージ等の分析を通じて、ますます高齢化する我が国の社会において、どのような対策が求められているのか検討する必要があります。Arai et al.2005)では、一般生活者の高齢期に対する不安を調査し、高齢社会に対する不安が大きいことを明らかにしました。今後も様々な観点から高齢期に対する一般生活者の意識について分析を行う予定です。

 

■ 介護者に関する研究

 

在宅介護をより充実させるためには、介護者の身体的および精神的健康を良好に保つべきであるという観点から、介護負担に関する研究を行っています。これまでに、北米で最も頻繁に用いられているZarit介護負担尺度(Zarit Burden Interview: ZBI)の日本語版(J-ZBI) を作成し、その信頼性・妥当性を検証するとともに(Arai et al., 1997)、その短縮版を作成しました(Kumamoto & Arai, 2004)。その後、介護保険制度下におけるサービス利用と介護負担との関連性を検討し(Kumamoto et al., 2006)、さらに、若年性認知症患者の家族介護者における介護負担についても検討を行いました(Arai et al., 2007)。今後とも、介護負担について、様々な角度から検討を加えていく予定です。

 

■ 在宅ケアの質に関する研究

 

近年、在宅ケアが重要視されつつありますが、在宅ケアの主要部分は家族が担っており、これを居宅介護サービスが支援しています。在宅ケアの質は、要介護高齢者の状態、家族介護の状況を含めて、多面的に評価する必要があります。本研究部においても、在宅ケアの質を多面的に測定するアセスメントツール(Home Care Quality Assessment Index: HCQAI)を作成し(荒井他, 2005; 熊本・荒井, 2006)、さらに検討をすすめる予定です。また、HCQAI評価項目を組み込んだ「国立長寿医療センター方式訪問看護データベース入力支援システム」を開発しました(荒井他, 2006)。

 

■ 施設ケアの質に関する研究

 

特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護療養型医療施設などの施設において提供されるケアについて、その実態を科学的に把握し、質的な検討を行うことが強く求められています。本研究部では積極的に調査研究を実施し、施設ケアの質を捉えることができるツールを開発し、問題点を分析していくことを予定しています。

 

■ 認知症に関する社会医学的研究

 

高齢者が認知症に罹患した後も、地域で可能な限り自立した生活を継続するための社会支援策のあり方について、多面的かつ包括的な研究に取り組んでいます。現在は、特に移動支援の観点からの研究を行っており、「認知症高齢者の自動車運転を考える家族介護者のための支援マニュアル©」を作成し、認知症高齢者とその家族のために必要な支援と施策について、検討を行っています(Mizuno et al., 2008; Arai et al., 2010; Mizuno et al., 2010)。

 

 

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