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長寿政策科学研究部

本研究部では、高齢者を対象とした医療や保健について、様々な調査や分析を通じて、その実態を科学的に把握し、よりよい医療・保健政策の立案につながるようなエビデンスの提示を目的とした研究を行います。

1.家族介護者の介護負担に関する研究

在宅介護をより充実させるためには、介護者の身体的および精神的健康を良好に保つべきであるという観点から、介護負担に関する研究を行っています。

  1. 家族介護者の介護負担を測定するZarit介護負担尺度日本語版(J-ZBI)を開発しました。
    • Zarit介護負担尺度(Zarit Burden Interview: ZBI)は、欧米で最も頻繁に用いられている、介護負担を測定する尺度です。
    • ZBI日本語版J-ZBIは、現在、日本で最もよく使われている、介護負担を測定する尺度です。
  2. Zarit介護負担尺度日本語版(J-ZBI)の短縮版 J-ZBI_8を開発しました。
    • より簡便な測定尺度を、との要望に、お応えした8項目の測定尺度です。
    • 原版のZBIと同じ因子を測定できることが確認されています。
  3. 家族介護者による在宅ケアの質を測定するHome Care Quality Assessment Index: HCQAIを開発しました。
    • 在宅ケアの主要部分は家族が担っています。家族介護の状況、要介護高齢者の状態を含めて、多面的に評価する尺度です。
    • このHCQAI評価項目を組み込んだ「国立長寿医療センター方式訪問看護データベース入力支援システム」も開発しました。

2.認知症に関する社会医学的研究

高齢者が認知症に罹患した後も、地域で可能な限り自立した生活を継続するための社会支援策のあり方について、多面的かつ包括的な研究に取り組んでいます。
現在は、認知症患者を含む高齢者の自立支援の観点から、外出や移動の支援に関する研究を行っています。なお、初版に改訂を加えた第二版を公開しております。

  1. 「認知症高齢者の自動車運転を考える家族介護者のための支援マニュアル©」を作成しました。
    • 自動車運転の中止を考えている認知症高齢者とそのご家族に役立つような事例や情報を集めました。
    • 厚生労働省主管の「認知症サポート医養成研修」および「かかりつけ医認知症対応力向上研修」のテキストに採用されています。
    • 警視庁や、各地の地方自治体のホームページにも掲載されています。

  2. 認知症高齢者を含む高齢者の外出支援について、全国初の全市区町村対象の実態調査を実施しました。
    • 調査概要の速報は、NHKで放送されました。

3.高齢社会に対する意識に関する研究

介護者ではない多くの生活者における、高齢社会に対する意識、認知症のイメージ、介護の考え方、求められている対策等について研究しています。 今後も高齢化が進む我が国の社会において、様々な観点から、高齢期に対する生活者の意識について、分析を行います。

 

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