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アルツハイマー病の原因タンパク質Aβの重合促進に働く糖脂質ガングリオシドをショウジョウバエの脳に発現させることにはじめて成功しました

アルツハイマー病研究に有用な次世代ショウジョウバエモデルの作成

アルツハイマー病(AD)の発症には、脳でのアミロイドベータ(Aβ)の蓄積が関わっていると言われています。Aβの重合には、細胞膜上の糖脂質ガングリオシドが足場になることが、試験管内の実験で示されていましたが、哺乳類生体内での検証は遅れていました。そこで当研究センターの山崎泰豊、津田玲生両博士(創薬モデル動物開発室)らは、内在性ガングリオシドをもたないショウジョウバエにヒト遺伝子を導入することで、ガングリオシドの一種であるGM3を産生することに、世界ではじめて成功しました。このモデルでAβを発現させたところ、GM3存在下で、Aβの重合促進が確認できました。この次世代ショウジョウバエモデルは、アルツハイマー病の発症機序の解析や治療薬開発をはじめとする用途に役立つことが期待されます。本研究成果はScientific Reportsオンライン版に2018年5月29日に掲載されました。

説明図

【原著論文情報】
Induction of ganglioside synthesis in Drosophila brain accelerates assembly of amyloid β protein. Yamasaki Y, Tsuda L, Suzuki A, Yanagisawa K. Scientific Reports 8: 8345, 2018

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