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脳機能診断研究室

室長:中村昭範

 脳機能診断研究室では、MEG, MRI/fMRI, PET/SPECTといった様々な脳イメージング検査を用いて、脳機能の加齢変化や認知症の機能病態を捉えて客観的に評価することにより、認知症の早期診断法の開発や、認知症の介護やリハビリに役立つアイデアの創出を目指した研究を行っています。 

現在は特に以下のプロジェクトに力を入れて取り組んでいます。

MULNIAD project (Multimodal Neuroimaging for AD Diagnosis)

「Multimodal Neuroimaging によるAlzheimer病早期の病態を反映するfunctional biomarker の探索とその評価法の開発」のプロジェクトに取り組んでいます。 

 本研究は、PIB-PETによるamyloid imagingに、シナプス・ネットワークの機能変化を捉える事ができるMEG, fMRI, FDG-PETといった非侵襲脳機能イメージングを組み合わせたMultimodal Neuroimagingを中心的に用いて、ADの早期診断や治療モニタリングに資するfunctional biomarkerを探索すると同時に、それらを用いて「認知予備能」を客観的に捉えて評価する方法を開発することを目的として、同研究部の分子画像開発室や、病院の脳機能診療部他、多くの共同研究者と研究を進めています。

mulniad

非言語性コミュニケーションシグナル認知の脳内メカニズムと、認知症の介護やリハビリへの応用の研究

 認知症は症状の進行に伴って言葉によるコミュニケーションが困難となり、介護・看護を困難にする大きな要因となります。しかし、人のコミュニケーションは言語のみを用いて行われているのではなく、同時に顔の表情、視線、ジェスチャーといった非言語性のシグナルも利用して行われています。これらの社会的シグナルは相手の心の状態を理解し「心を通わせる」ために言語以上に大切な役割を果たしています。本プロジェクトでは、認知症高齢者のコミュニケーションに関連した認知機能の特徴を明らかにすることにより、介護の現場におけるコミュニケーションの取り方や、リハビリテーションのアイデアの創出に取り組んでいます。 

 これまで行ってきた認知症介護研究・研修大府センターとの共同研究では、認知症が進行しても、表情・視線・ジェスチヤーといった社会的シグナルの認知能力や、握手・挨拶といった社会的慣習遂行能力は比較的残存しやすいことを明らかにしました。また、非言語性シグナルを積極的に用い、特に笑顔を大切にしたリハビリテーションプログラム「にこにこリハ」を開発してその効果を検証したところ、認知症高齢者の非言語シグナルの認知能力やコミュニケーション能力を改善に有効であるとの結果が得られています。 

rehab

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